フェンタニルテープ開始になったら尿閉で導尿することになったのは副作用だった。

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麻薬のフェンタニルテープも尿閉になるリスクがある

今日は麻薬の貼付剤であるフェンタニルテープの副作用についてです。

寝たきりの患者さんに疼痛コントロール目的でフェンタニルテープが開始になりまして、おかげで疼痛コントロールが良好に効いてくれて患者さんの痛みが緩和されるようになったんです。

排泄は紙オムツ着用で、今までオムツ内に失禁しているような患者さんです。

つまり、末期の悪性腫瘍の患者さんで、ADLは寝たきりですよね。

入院してきて1か月弱ですが今まで尿閉になったこともなく、既往歴にも現病歴にも尿閉になるようなエピソードはなかったんですね。

それが、フェンタニル―テープ開始になってその翌日から排尿が確認されていなかったんです。

その日その患者さんの担当だった私は、全然尿閉のことなんて気にも留めていなかったので、いつも通りの観察をして下腹部触診はしていなかったです。むしろ疼痛コントロール良好で覚醒もよく発語も聞かれたので安心していたんです。

翌日の朝出勤して日勤業務の前に前日の夜勤さんから「腹部緊満でおしっこが出ていなくて導尿しましたよ」って送りがありまして~。

「え~っ!」そうなんですか!と尿閉になっていたそうです。

尿閉になった原因を考察してみるけどド素人か?

Peeing最初は、なんでいきなり尿閉になったのかその原因が分かりませんでした。

薬の変更もフェンタニルテープが開始になったぐらいで、もともと患者さんは絶飲食なので食事は点滴のみで摂っていません。水分補給は24時間持続で入っていましたが急に尿閉になったと言われても皆目見当が付かなかったんですよね。

新人が行き過ぎてて浅いアセスメントですよね。

それぐらい考えが巡って来なくて思考停止してしまいました。内心訳が分からなくてパニック状態ですよ。

排便コントロールは適宜されていたので問題ないだろうし。

泌尿器系の疾患があるわけでもなく腎機能障害もない。

なので、何かのイベントとしていつもと違うことと言えば、フェンタニルテープしか考えられなかったのですが、副作用としては呼吸抑制しか知らなかったのです。

でもちゃんと調べてみると尿閉がありました。

添付文書なんかで確認すると確かに尿閉って書いてはあります。

ただ、副作用ってめっちゃたくさん書いてあって困ったことはないですか?

覚えられないです。

てか、覚える必要はないんだと思いますけど、変化に気付くっていうのが大事なんです。

特に薬の変更は副作用に注意しろ!

やっぱり、何か薬が変更になったりとか、検査で薬を使ったとか、食事が開始になったとか、変更になったとか、その患者さんの治療に関係していなくても変更や変わったイベントがあった場合は全身をスクリーニングするっていうのが必要です。

注意して全身を観察していくことが看護であり観察なんだと痛感しました。

それは薬とかに限らず、環境の変化もそうだし精神的な変化とかでも身体的反応が後々表出される場合だってあるということでしょう。

せん妄とか不穏状態になりますからね。改めて、今回もですが看護師の仕事って深いし責任ある仕事だなあと感じた症例でした。

まとめ

麻薬の副作用について、フェンタニルテープの尿閉について書いていきました。見逃がしたことでその後引き継いだ夜勤さんに負担をかけてしまったですけど、いい教訓になったと思います。薬の副作用ってなんでも添付文書を読めば書いてあるから把握は難しいですけど、観察を通してしっかりアセスメントしていかなければいけないと思います。

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