超大事!インスリンを下げる作用は2つ

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血糖値を下げるインスリンの作用は2つある

どうもです。アラフォー男のネイです。

一般病棟で看護師をしています。ようやく2年目に入りだんだん周りからもほっとかされるようになりまして、何かやらかしてしまわないように考えている毎日です。

このブログでは看護師に必要な知識や勉強したことについて役立つことを書いていこうと思っています。よろしくお願いします。

で今回は、糖尿病について重要なホルモンであるインスリンの作用について書いていきます。

血糖値を上げたり、下げたりするホルモンは何がある?

血糖値は細胞のエネルギーって話を以前ブログでしましたが、脳にとってはブドウ糖の不足は死活問題になるわけです。なので低血糖にならないように人の体はいくつか血糖値を上昇させる機能が備わっております。

血糖値を上げるホルモンがいくつかあるんですが、コルチゾール・成長ホルモン・グルカゴン・アドレナリンなどがそれに相当します。また、低血糖を感知する機能も存在していて、交感神経の伝達に関わるノルアドレナリンがその役目となり重要です。

では、血糖値を下げるホルモンはというとインスリンですね。インスリンは血糖値を下げる唯一のホルモンでして、膵β細胞から生合成され血中の血糖値に応じてインスリンが血中に放出されます。

ブドウ糖は、グリコーゲンという物質に変換され肝臓に貯蔵される経路をとるんですが、食後に血糖値を上昇させる一因にもなっています。血糖値が上昇すると、膵β細胞からのインスリン分泌が刺激してインスリンが放出されるんですね。

血中の血糖値を下げるということは、細胞にエネルギー源となるブドウ糖を取り込ませるのとイコールです。ブドウ糖を細胞に送られ取り込まれるためインスリンがうまく分泌しなかったり機能しないということは、血液中にブドウ糖が多くなりすぎるため細胞に取り込めない状態なんですね。

つまり、血糖値を上げるホルモンは多く存在するけど、下げるホルモンは「インスリンしかない」ということと「高血糖状態は細胞にとってエネルギー不足」ということが言えるわけですね。

インスリン分泌能低下とはどういうことか?

血糖値を下げるホルモンがインスリンしかないのでこのインスリンが不足すると血糖値は下がらず上昇してしまいますよね。このインスリン作用不足には2つの作用があります。

一つは、インスリン分泌能低下と呼ばれ何らかの理由で膵β細胞のインスリン分泌が正常に起こらなくなる場合を言います。もう一つがインスリン抵抗性と呼ばれるものです。

インスリン分泌能低下は膵β細胞に自己免疫障害が惹起されインスリン分泌が低下・枯渇するために高血糖になります。全身の細胞内のブドウ糖が枯渇して糖尿病ケトアシドーシスを生じてしまいます。

インスリン抵抗性とは、分かりやすく言うとインスリンの質のことですね。

つまり「インスリン分泌能低下はインスリンの量」「インスリン抵抗性とはインスリンの質」のことを言います。

9割を占める2型糖尿病の日本人は、インスリン分泌能低下とインスリン抵抗性が同時に存在し、それらがお互いに引っ張り合って高血糖状態を引き起こしています。

例えば、インスリンの分泌が正常であればインスリン抵抗性を生じていても、膵臓からのインスリンが大量に分泌するのでインスリン作用を正常に保つことができる。

つまり、血中のインスリン濃度は上昇しても血糖値は正常に保つことができるわけです。

この現象は肥満の人に多く見られる所見で、高血糖が存在するということは、インスリン分泌能が異常であることを示しています。2型糖尿病患者さんで、なぜインスリン分泌能が低下するのかは不明ですが、日本人は欧米人と比べインスリン分泌能低下の人が多く、少しのインスリン抵抗性でも高血糖が生じ比較的肥満が軽度でも糖尿病を発症する可能性が高いんです。

つまり、日本人はインスリンの質が悪いとインスリン量でカバー出来ないので外人と比べて弱いということでしょうかね。

インスリン抵抗性、つまり質が悪くなることを引き起こす一番の要因は肥満にあります。インスリン抵抗性を改善するには食事療法と運動療法をしっかりおこない、内臓脂肪の減量に努めることが大事です。ちなみにインスリン抵抗性改善薬にメトホルミン塩酸塩やチアゾリジン薬には糖尿病発症予防作用があります。

まとめ

糖尿病のホルモンを理解して、インスリン分泌能低下とインスリン抵抗性とについて大まかに理解しておくと、血糖値を下げるインスリンの作用が分かってより理解が深まるですね。インスリンの量と質って相互に働いて重要だなあと感じましたね。参考にしてみて下さい。

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