せん妄の症状を判断するのに必要な3つは分類です。【特徴を理解】

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せん妄の症状を判断するのに必要な3つは分類です。

【特徴を理解】

認知症とせん妄って症状が似てたりするんでよく混合されます。

せん妄と認知症はまったく違う概念ですよね。

認知症について勉強していくには必ず「せん妄」についてしっかり区別して判断していかなければいけないわけです。

今回はそのせん妄について書いていきます。

僕は、いま一般病棟で看護師として働くナースマンです。

看護師歴は16年ぐらいで、ぼくの病棟にも認知症やせん妄の患者さんはたくさんいらっしゃいまして、全体の3~4割は占めていると実感しています。

日々、そういった方と向き合って看護の仕事をしているので経験的にも役に立てることが少しはあると思いますので、良かったら読んで頂き参考にして頂けると嬉しいです。

せん妄とは何なのか?を理解してせん妄の症状に気付くことが出来る。

では早速ですが

まず、せん妄ってなんだろう?って所から解説していきます。

が、一言で言うと「意識障害」です。

意識障害なので、一時的に起こった意識レベルの変化によるものになるんですね。

もっと簡単に言ってしまうと感情の中の一つと言っていいです。

つまり、感情が病的に暴走しり、病的に無くなったりすることです。

せん妄のきっかけは色々ですけど、はっきり言って一時的なものなので、治らないというような心配はいりません。

せん妄自体にはなんも問題はないです。

病棟にもせん妄になる患者さんてたくさんいらしゃいますが

治らない患者さんは、今まで一人としていませんから安心してください。

問題なのは、せん妄から起こる二次的なイベントを引き起こしてしまった時のトラブルでしょう。

脳は全く問題なくて、別の主要疾患で治療していたり、たとえば「手術後であったり」「身体拘束中であったり」「意識はあるのに寝返りも出来ない」とかですね。

思うように動かせないとか、環境の変化などが患者さんの身に起こったときにせん妄は起こります。

なので、身体と精神のバランスが崩れたときにせん妄は引き起こされると言って間違いないです。

嫌なことが起こる日常で、「ストレスを感じ続けた結果、病的に発展した状態がせん妄」なんです。

せん妄の症状を分類すると何があるのか?

では、せん妄が何なのかについて少し理解出来たら、次は中身について理解して行きましょう。

っていう話になります。

つまり、細かくせん妄について症状から分類すると理解しやすくなります。

せん妄を分類すると3つに分けることができます。

  • 過活動型
  • 活動低下型
  • 混合型

それぞれ特徴がありますけど、感情表現とか性格とかに似てるんです。

何が言いたいかというと要は、外交的な性格だったり内向的な性格だったり、その両方を使いこなせる両極性だったりということです。

積極的でグイグイ引っ張っていってくれるような性格とか消極的で人見知りな性格とか、性格を大きく3つに分けたような概念ですね。

千差万別なんだけど大きく分類するとこうなるよ!

みたいな感じです。

次に、分類したせん妄をそれぞれの症状にまとめたものがありますので、表にまとめております。

ご参照ください。

せん妄の分類 症状 頻度
過活動型 精神運動興奮・錯乱・声高(こわだか)・易刺激性・衝動行動・夜間活動・不眠症・了解不能 0.70%
低活動型 無表情・無気力・昼間の睡眠・的外れ的対応・記銘力低下・失禁など 87%
混合型 過活動と低活動型を1日のうちに反復発症する。昼間に傾眠で夜間に興奮することが多い。 11%

せん妄の分類

表を見てもらうと一目瞭然ですけど、圧倒的に低活動型が多く占めていますよね。

せん妄になるとそのほとんどが、活気がなくなり生きる活力がなくなってしまった状態になるってことでしょうね。

僕も内向的な性格なので、つねに感情の起伏がなく無表情で元気がないもんですから、この統計から親近感を感じますね。

ちなみに性格的な統計では、内向的な人は全体の57%で外交的な人は43%というアメリカの調査で報告されています。

やや内向的な人が多いけどそんなに大差ないってことですね。

もっと内向的な人が多いだろうと予感していたので

意外な結果でビックリしました。

まあ、アメリカでの調査報告なので日本はもっと違うデータになるんだろうと思いますが。

せん妄の症状からどうやったらキャッチできるか?

Emotionせん妄であるかどうかを見抜く判断は患者さんの症状や異変に気付くことです。

いつもと違う症状的変化があったときは大抵せん妄を念頭に置くべきですね。

せん妄って、日常茶飯的におこり得るんで「今日は興奮してんな~」とか「まったく無反応やな」とか「最近昼夜逆転してるよな~」って感じたらせん妄の可能性大ですよ。

いつもとなんか違うってとこで一部例を挙げると以下の通りです。

  • 興奮している
  • イライラ、そわそわ、暴力的、点滴やドレーンを頻回に触る
  • 活気がない
  • ウトウト、日中も閉眼して過ごす、要望を聞いても返答がない
  • 時間・場所・人が分からない(見当識障害がある)
  • 時々つじつまの合わない会話になる。
  • 会話が止まってしまう
  • ないものが見える。
  • 聞こえないのに聞こえる(幻視・幻聴・幻覚・誤解)

病棟で働いていたら大体遭遇するイベントですよね。

それだけ頻回にせん妄になってる患者さんは多いってことです。

せん妄かどうかの判断として、もう一つ紹介すると「DST」っていうスクリーニングツールがあるんでそれも活用すると良いでしょうね。

気になる方はググってみて下さい。

まとめ

せん妄はストレス症状から起こる意識障害の疾患です。

それに対して認知症は脳実質自体が原因で起こる疾患なのでそこを区別しておくと良いです。

実は看護師が見逃しているせん妄は70~80%にもなることが分かっています。

それほど日常生活の中にあふれている疾患であることが分かりますね。

せん妄患者を少しでも気付けるように分類とスクリーニングを自分なりに持っておくと良いですね。

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