せん妄かどうかを判断するのに必要なことは?

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認知症とせん妄って症状が似てたりするんでよく混合されて易いんですが、まったく違う概念ですよね。認知症について勉強していくには必ずこの二つについてしっかり区別して判断していかなければいけないわけです。

今回はそのせん妄について書いていきます。

せん妄とは何なのか?を理解してせん妄に気付くことが出来る。

まずせん妄ってなんだろう?って所から解説していきますが、一言で言うと「意識障害」です。

意識障害なので、一時的に起こった意識レベルの変化によるものになるんですね。もっと簡単に言ってしまうと感情の中の一つと言いいい。

つまり、感情が病的に暴走しり、病的に無くなったりすることです。

せん妄のきっかけは色々ですけど、はっきり言って一時的なものなのでせん妄自体になんも問題はないです。

問題なのは、せん妄から起こる二次的なイベントを引き起こしてしまった時のトラブルでしょう。

病棟にもせん妄になる患者さんて沢山いらしゃるんですけど、脳は全く問題なくて別の疾患で治療していたり、手術後であったり、身体拘束中であったり意識はあるのに寝返りも出来ないとか思うように動かせないとか環境の変化などの患者さんに起こったりしてます。

なので、身体と精神のバランスが崩れているような時にせん妄は引き起こされると言って間違いないです。嫌なことが起こる日常でストレスを感じ続けた結果、病的に発展した状態がせん妄なんです。

せん妄を分類すると何があるのか?

せん妄を分類すると3つに分類することができます。それぞれ特徴がありますけど、感情表現とか性格とかに似てるんです。

  • 過活動型
  • 活動低下型
  • 混合型

要は、外交的な性格だったり内向的な性格だったり、その両方を使いこなせる両極性だったりということですね。千差万別なんだけど大きく分類するとこうなるよってことですね。

次に、それぞれの症状について表にまとめておりますのでご参照ください。

せん妄の分類 症状 頻度
過活動型 精神運動興奮・錯乱・声高(こわだか)・易刺激性・衝動行動・夜間活動・不眠症・了解不能 0.70%
低活動 無表情・無気力・昼間の睡眠・的外れ的対応・記銘力低下・失禁など 87%
混合型 過活動と低活動型を1日のうちに反復発症する。昼間に傾眠で夜間に興奮することが多い。 11%

せん妄の分類

表を見てもらうと一目瞭然ですけど、圧倒的に低活動が多く占めていますよね。私も内向的な性格なので、常に感情の起伏がなく無表情で元気がないもんですからこの統計から親近感を感じますわ。

せん妄をどうやったらキャッチできるか?

Emotionせん妄であるかどうかを見抜く判断は患者さんの異変に気付くことです。いつもと違う変化があった時は大抵せん妄を念頭に置くべきですね。

せん妄って日常茶飯的に起こり得るんで「今日は興奮してんな~」とか「全く無反応やな」とか「最近昼夜逆転してるよな~」って感じたらせん妄の可能性大です。

いつもとなんか違うってとこで一部例を挙げると以下の通りです。

  • 興奮している
  • イライラ、そわそわ、暴力的、点滴やドレーンを頻回に触る
  • 活気がない
  • ウトウト、日中も閉眼して過ごす、要望を聞いても返答がない
  • 時間・場所・人が分からない(見当識障害がある)
  • 時々つじつまの合わない会話になる。会話が止まってしまう
  • ないものが見える。聞こえる(幻視・幻聴・幻覚・誤解)

病棟で働いていたら大体遭遇するイベントですよね。それだけ頻回にせん妄になってる患者さんは多いってことです。

せん妄かどうかの判断としてDSTっていうスクリーニングツールがあるんでそれも活用すると良いでしょうね。気になり方はググってみて下さい。

まとめ

せん妄はストレスから起こる意識障害疾患に対して認知症は脳実質自体が原因で起こる疾患なのでそこを区別しておくと良いです。

実は看護師が見逃しているせん妄は70~80%にもなることが分かっています。それほど日常生活の中にあふれている疾患であることが分かります。せん妄患者を少しでも気付けるように分類とスクリーニングを自分なりに持っておくと良いですね。

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