頻脈の時に心電図が必要かどうかは胸部症状で決める【経験談】

Pocket

頻脈の時に心電図が必要かどうかは胸部症状で決める【経験談】

こんにちは、ネイです。

病棟に転職して間もない頃ですが、頻脈で吐き気がするという訴えの患者さんがいました。

その時は、何をどう行動していけばいいか分からず右往左往したのを覚えています

今まで病棟で看護や患者さんを看てきていなかった僕は、とても恥ずかしい思いと今まで何をしてきたんだろうといった、不甲斐なさや情けなさでいっぱいになりました。

頻脈になっている患者さんがいたらどうすればいいの?

頻脈って危険なの?危ないの?どうアセスメントして看護師として何を行動して患者さんに向き合っていけばいいの?なんてことを感じました。

そういった僕が経験して困ったとか、疑問などについて同じような気持ちになる新人の看護師の方や、未経験で分からないといった人達やがもしかしたらいるかもしれない。

同じ境遇の人達に少しでも僕の経験したことで役に立ててもらったり、参考にして頂けたらいいかなと思ったので、経験から学んだことをブログを通して書いています。

よろしくお願いします。

この記事を読んで分かることは以下の通りです。

1.頻脈がおこる患者さんをタキるということ

2.頻脈の症状で嘔吐や胸部症状がある時は心電図をする

3.頻脈で吐くのは、例えると全力疾走と同じ

4.心電図をとる理由は根拠を残すため

では、さっそくいってみましょう。

 

頻脈が引き起こした嘔気・嘔吐は12誘導の心電図で根拠を取るべし

いきなり結論からになります。

患者さんが頻脈で吐き気や胸部症状の訴えがあった時は、速やかに12誘導での心電図を医師に依頼しオーダーしてもらって検査しましょう。

僕が経験した夜勤での患者さんは、頻脈で「胸の当たりが気持ち悪い」と言ってナースコールがありました。

頻脈とは脈拍が普通よりか多く脈打つ状態のことです(教科書的には100回/分以上)が、病棟ではよく「タキってる」とか「はしってる」なんてことをよく耳にします。

頻脈は英語で「タキカルディア」と言いまして、そこから略して「タキる」って使うようになったんでしょうね。

頻脈の患者さん、つまりタキってしまった患者さんは、おもに胸部症状の訴えから気分不良や息苦しさなど色々な症状を出現させます。

で、ひどくなると胸苦しくなってきた延長で嘔吐してしまったり、胸部不快感をさらに強く訴えるんですね。

嘔吐や胸部症状などの訴えは必ずバイタルサイン後に心電図を取る

胸部症状

頻脈で吐いたり、胸部の症状がある時はバイタルサインの測定を行ったら速やかに12誘導の心電図を取ることを意識しした行動が適切だと思います。

ルーチンで心電図を取らなきゃと思った方がいいです。必ずと言っていいくらい心電図が求められます。

ですが、モニター心電図ではありません。

かならず、12誘導の心電図になります。

なぜ12誘導心電図をとることを求められるかというと、万が一タキってる原因が心筋梗塞などの致死性のモノであった時に、対応が早期でないと患者さんの命に関わってくるからです。

心電図の検査が遅くなっったり「大丈夫だろう」と言って、もし検査がされていなかったとした場合、その後の患者さんの容態が急変してしまったらアウトです。

「タラレバ」で早く12誘導心電図で検査しておけばこんな結果にならなくて済んだのでは?となるわけですね。

つまり、あとあとになって責任の所在を押し付けられる可能性があるんです。

重要なのはタキってるうちに12誘導心電図を測定して証拠をつかんでおくということが大事になります。

時間経過とともに症状が消失してしまった後に心電図を取っても、原因追及が難しくなるから後の祭り状態になるわけですね。

で、そのタキってる原因が心臓の血管系の問題からではなく、例えば精神的なものや心因的なものであれば時間とともに落ち着いてきたりします。

ですが、吐きまくってる患者さんにとってはキツイし具合が悪くてしょうがないので「早くどうにかしてほしい!」と思ってナースコールを押しまくりみたいな感じになるんです。

タキってる患者さんは実際にはどんな状態なのか?

full speed

患者さんの身になって考えて、実際どんな状態が患者さんの体の中で起こっているかと言いますと、たとえば、私みたいな運動もしていない中年のおっさんが、いきなり全速力で100M走ったとしましょう。

そうしたらどうなるでしょうか?

ゴール出来たとしても呼吸が荒くなり、しまいには吐いたりしますよね。

多分「ヤバい死ぬ!」って思います。

これでもかっていうぐらい息が荒くなって、それでも息が落ち着かず苦しいまま胸が張り裂けそうな感じになって、吐き気の往来になると思います。

中年おっさんが全力速で走って嘔吐するのは、タキって嘔吐するのと同じ現象っていうことが言えると思います。

そんな状態と想像して頂ければいいでしょうか。

つまり、何が言いたいかと言いますと、タキって嘔吐する患者さんも、激しい運動して嘔吐する状態も同じ身体的反応が起きているということです。

そう考えると急いで楽にしてあげたくなるかと思います。

まとめ

今までの記事をまとめると以下の通りになります。

1.頻脈から嘔吐や胸部症状が訴えられるときは迷わず心電図をとる

2.症状があるうちに心電図で医学的根拠を記録として残すことが大事

3.中年のおっさんが全速力で走った後と同じ症状がタキって嘔吐した状態と同じ

頻脈が度を過ぎると、症状として嘔気・嘔吐や胸部の症状に発展してしまうので、タキっている時こそ原因検索のために12誘導心電図が必要かどうかの判断ができます。

心臓に問題がなければ、緊急性は無くなってくるんで、ゆっくり患者さんと向き合えるんでしょうけどね。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です