糖尿病の血糖に関する4つの大事なこと

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糖尿病の血糖についてきちん勉強しましょう

こんにちは、真面目に実直に生きる人が後半伸びてくると信じてるアラフォー男です。

今回は糖尿病について書いていきます。

病棟には認知症以外にも色んな病態の方が入院していらっしゃいますが、認知症の患者さんの中にも糖尿病の方っていらっしゃいまして援助が必要になるケースはありますね。

糖尿病に関しては奥が深くて難しい印象なのですが一つずつ勉強していきたいと思います。

糖尿病で知っておきたい血糖にまつわる4つのこと

糖尿病はよく血糖について書かれていますが、血糖って何でしょうか?血糖とは、血液内にある「ブドウ糖」のことでして、血糖値を自己血から測定キッドを使って一定のタイミングで測定したときの血液内のブドウ糖の濃度を表していますね。

つまり、血糖値は血液中にある「ブドウ糖の量」のことですね。

体内でのブドウ糖の役割って何?

ブドウ糖は細胞にとって大事なエネルギー源でして、血液によって身体のすみずみに運ばれています。特に脳はブドウ糖が唯一のエネルギー源で大量にブドウ糖を消費しています。

つまりブドウ糖は、身体や脳を動かすエネルギーであり、「細胞のエネルギー」ってことですね。

血糖値があがる仕組みって?

血糖値が上がるってことは、血液中のブドウ糖が多いということです。ブドウ糖は食事から供給しますが、炭水化物を取ることで消化酵素で分解されブドウ糖になります。ブドウ糖は小腸から吸収され肝臓を経緯して体循環に入り、全身に供給されるんですね。

血糖値は160~180㎎/dl以上になるとブドウ糖がおしっこから排出されます。

通常の血糖値は70~140㎎/dlに保たれていて血糖値が一定になるように人の体は血糖を下げるインスリンの分泌と、血糖を上げるインスリン拮抗ホルモン(グルカゴン、コルチゾール、成長ホルモン、カテコラミン)が機能してその役割をしています。

つまり、食事をすると血糖値は上がるけど、体は血糖値を一定に保つ機能が備わっています。しかし、「糖尿病になると血糖値を一定に保つ機能が弱くなる」ってことですね。

血糖値が高いとなぜいけないのか?

血糖値が高い状態が続くと血管に悪い影響を起こします。これは急性合併症と慢性合併症という形で表現されています。

急性合併症とは、血糖値が急激に上昇して糖尿病ケトアシドーシスや高血糖高浸透圧症候群があります。これは意識障害や臓器障害を引き起こすので、速やかに血糖値を改善する必要があるんですね。

慢性合併症は、血糖値が長い間高い状態が続くことで血管が障害されるんですが、血管ならどこでも障害される可能性があるため全身に起こります。

慢性合併症は血管の傷害を引き起こすんですね。

さらに大きい血管で起こるか、細い血管で起こるかによって分類されておりまして、細い血管の合併症(細小血管症)であれば糖尿病腎症・糖尿病網膜症・糖尿病神経障害があります。

また、大きい血管であれば狭心症・心筋梗塞・脳梗塞・閉塞性動脈硬化症などの大きい血管が障害を受けて起こってきます。

つまり、「血糖値が高い状態が続くと血管を障害する」ってことですね。血糖値が高い期間が長ければ長いほど「細い血管か大きい血管」に悪い影響を起こしてしまうわけです。

血糖値は低ければ低いほどいいのか?

血糖値が高いと血管の病気を引き起こすことは分かりました。では、低ければいいのかというとそうではないですね。血糖値の評価で用いられるHbA1cの値を6.0%未満にした場合、糖尿病の合併症は減少しなかったですが、かえって死亡率が高くなったとの研究結果が報告されています。

原因は低血糖が生じて死亡率を上げたのではと考えられています。

確かに、厳しく血糖コントロールを行えば細小血管症の発症が抑えられたことが示されていて、将来にわたって血管の病気の発症が少なくなることが示されていますので、日本糖尿病学会では合併症予防のための治療目標値をHbA1c7.0%未満としています。

では普段の血糖値はどれぐらいにコントロールすればいいのかについては、50㎎/dl未満だと色んな臓器障害を引き起こすとされているので、低血糖は避けることがいいといえますね。

ただし、食後に高血糖になる人は心血管の発症や死亡率が高くなることが分かっており、血糖値の変動が大きいと血管の障害が引き起されるようです。

つまり、合併症の予防には「HbA1c7.0%未満を目標」とし、普段の血糖値はは高血糖や低血糖の「乱高下しないような血糖コントロール」がベストではないかということですね。

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