一般病棟に必要な入院手続きをリストアップ

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入院に関する看護

入院業務に関する必要事項をリストアップしてみた

前回のブログで入院業務の抜けややり忘れについて書いていきましたので、今回は入院業務についてすることなんかを整理していきたいと思います。

もちろん、病院によっては多少違ったり専門領域の違いで聞くことやすることは違うと思います。

また、病院の体制で診療報酬も違うでしょうから足りなかったり不要な部分もあるでしょう。

ですが、違うなりにも共通する部分があると思います。

一般病棟での実際の取り組みが少しでも理解できればいいかなと思いますので参考にして頂ければ嬉しいです。

今回は、思いつくままにリストアップして出来るだけやるべきことを潰していこうと思います。

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最低限これだけは聞いとけよリスト

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入院時にこれだけは聞いとけよってことはないんですが、色んな病態や状態の患者さんが入院してくるので、病態と患者さんの個別性をつかんで必要な情報を聞くようにをすることが大事ではないでしょうか?

まあ、何を聞くかは看護師の主観にもよりますし、慣れも関わってくるので最初は数をこなしてポイントをつかむのも方法の一つではありますね。

  1. 最終排便・最終入浴日
  2. 介護保険の利用があるか、あれば種類とサービスの頻度・ケアマネージャーの名前と施設名
  3. 入院に至るまでのケ経緯
  4. 主訴
  5. 話した感じの認知面の有無があるか
  6. 日常生活の情報。独居など何人で暮らしているか
  7. 薬の常用があるかまた、薬の管理方法
  8. 着替え持参か?オムツにするか排泄方法(医師の指示に従って提案する)
  9. 視力・聴力の疾患や治療歴、補聴器の使用があるか
  10. 入れ歯の有無と管理方法
  11. 緊急時の連絡2個とキーパーソンは誰か
  12. アレルギーの有無
  13. 歩行方法(杖や歩行器の使用があるか)

アセスメントすることや観察項目

入院してから実は褥瘡があったとか不明な出血があったりしたときに詳細が分からなくなるので細かくスクリーニングすることをお勧めします。

痛みなどの主観は時間とともに変わるので目で観察した内容は記録に残しておくと比較もできるので、写真を撮って取り込んだりすると良いと思います。

  1. バイタルサイン・聴診・体重・呼吸状態など
  2. 指示がちゃんと通るか
  3. 褥瘡の有無
  4. 身体的な異常がないか(ケガなど)
  5. むくみ・チアノーゼ・上下肢の挙上・離握手・ヒップアップ・寝返り起き上がりが出来るか
  6. 嚥下機能状態、飲み込みにむせがないか

看護記録の内容

看護記録は次に担当する看護師に情報を提供するために網羅的に記入する必要があります。

ムダに長々と書くのではなく端的明瞭に記載することが分かり易くていいと思いますが、難しいんですわこれが。

  1. 連絡先と家族構成、キーパーソン
  2. 看護計画立案
  3. アナムネ、現病歴主訴
  4. 既往歴 病名と治療時期と医療機関名
  5. ベットネーム
  6. ADL評価(BIバーサルインデックス)日常生活自立度
  7. 看護必要度
  8. 転倒転落評価
  9. 褥瘡評価
  10. マットレスの種類

入院に必要な書類とサイン類

入院時に必要な説明と書類へのサインは早めにもらっておくように心がけます。

患者さんによっては家族が全く面会に来ないとか電話連絡が取れないといった状況もあったりするんで、取れるものは取れる内に取っておくのが確実ですね。

  1. 入院療養計画書
  2. 看護計画
  3. 入院される皆様への文書
  4. 嚥下機能問診票
  5. 抗菌薬使用承諾書(抗生剤の点滴が開始されるときには必要)
  6. 身体抑制承諾書(認知症があり転倒転落の可能性が高く、また自傷の可能性がある場合)

必要な物品や何か準備するリスト

入院してきたその瞬間から病院側の管理下の元に生活される患者さんの生活状況は病態によって様々ですから、なるべくアナムネ時に徴収した内容を基に生活状況を再現するのも必要なこととなるでしょう。

ですので一番起こしてはいけないことが転倒転落などの事故になります

それを起こさせないような対応を念頭に準備したほうがいいですね。

  1. ポータブルトイレの設置
  2. 床衝撃吸収マットの設置
  3. CSセットの申し込み(寝具・オムツなど)
  4. 日用生活品
  5. 体交枕(自力で寝返りが出来ない患者に使用する)
  6. センサーの設置(床マットセンサー・うーごくん・起き上がりセンサー)
  7. 持参薬の内服セットと外用薬の管理
  8. 食事のセッティング
  9. リストバンド
  10. 吸引器・酸素・スタンドの準備
  11. モニターの準備が要る時

患者・家族に伝えることリスト

特別入院したその日までに伝えなければいけないということはありませんがなるべく早い段階で伝えておくとトラブル回避にも繋がりますし、事前に何が知りたいか聞いとくのも手ではありますね。

  1. 面会時間
  2. コール指導(何かあればナースコールで知らせるように指導する)
  3. 外出や外泊は医師の許可が必要であること
  4. 入浴日と時間と場所の案内
  5. 各種入院書類に関する説明

まとめ

一般病棟における入院に必要な手続きをリストアップしましたが、細かい点を挙げるともっと多くなり、全然足りないと思います。

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