髄膜炎の頭痛だけなら、まずはクーリング対応で様子を見る【経験談】

頭痛
Pocket

髄膜炎の頭痛だけなら、まずはクーリング対応で様子を見る

【経験談】

こんにちはネイです。

頭痛ってよくある症状ですが、頭痛がひどいときの対処法について悩むときがないでしょうか?

僕はそうだったんですけど、患者さんの症状の訴えがあった時の対応ってどうすればいいか分からないことがよくありました。

なので、よくある患者さんの頭痛の症状に対しての看護ケアは何をするのか?についてを髄膜炎の疑いで入院してきた症例の経験から、頭痛の症状があった時の対処法についての悩みや問題を解決していきたいと思います。

僕は、いま一般病棟ではたらくナースマンです。

看護歴は16年ぐらいですが、病棟ではまだ2年目の経験しかありません。

しかし、日々、仕事を通して経験したことを振り返り、勉強しています。

理解を深めていく中で、同じ悩みや疑問を持つ方に少しでも、役に立てばいいなと思って書いています。

よかったら参考にしてもらうとうれしいです。

この記事を読むと理解できる内容は以下の通りです。

  1. 頭痛時の初期対処法が分かる
  2. 髄膜炎の観察項目が分かる
  3. 夜間時のドクターコールの判断とタイミングが分かる
  4. 参考になる書籍が分かる

では、さっそくみていきましょう

 

髄膜炎の頭痛だけなら、まずは冷やすこと

頭痛髄膜炎の疑いがある場合、頭痛の訴えが強い時はとりあえずクーリングで対応します。

頭痛にも色々な原因によって起こりますけど、まずは冷やすことを考えていいと思います。

理由は、クーリングには炎症を抑える働きがあるからですね。

あと、冷やすことで痛みへの意識をそらすことができます。

痛みに対して緩和させるという効果があるからですね。

 

僕が深夜勤で勤務している時に、髄膜炎で入院してきていた患者さんがいました。

その方は、深夜にものすごく頭痛を訴えてきました。

病名は髄膜炎です。

日中発熱があり点滴で解熱した後嘔吐も消失していたため、症状は落ち着いているとの日勤帯からの申し送りでした。

吐き気もなくて熱も出てなかったんですが、「とにかく頭が痛くてどうしようもない」という訴えです。

患者さんからしたら一刻も早く頭痛をとって欲しいと思います。

バイタルサインは異常なく自覚症状は頭痛だけでした。

髄膜炎の症状が悪化しているかもしれないと思いましたが

その日は入院初日の夜で、医師からの指示がハッキリ示されていなかったため、一旦クーリングで対応しました。

ガッツリ頭部を冷やしました。

しばらくして部屋に行くと、そのまま寝息を立てて寝ていたので何もせずに様子を見ることにしました。

その後、冷やしたのが奏功し「冷やしたから頭痛も和らいで良かったです」という返答がありました。

発熱があった場合は、熱に対する対応も必要になります。

ですが、頭痛だけでしたのでクーリングで一旦様子を見ながら、色んな予測を立てたり相談して対応していく方法をとりました。

頭痛のみならまずはクーリングをして様子を見てもいいと感じた症例です。

クーリング中の観察項目は痛みと意識レベル

意識では、クーリングした後、患者さんをそのままにしておくのは良いかというと、

それはダメです。

しっかり観察をして、最悪の事態を想定していく必要があります。

髄膜炎の観察項目は以下の通りです。

  • 発熱、頭痛、嘔吐のいわゆる3徴候をみとめないか?
  • 意識レベルが低下していないか?
  • 血圧の低下がないか?

これらの症状を観察していく必要があります。

 

まずは、発熱・頭痛・嘔吐の3徴候は髄膜炎の代表的な症状ということにあります。

しかも入院時から髄膜炎という病名が付いているわけですから、髄膜炎の症状が観察する項目になります。

3つの症状が揃わなくても状態が悪くなってきていたら、早急に対応していかなければいけません。

細菌性の髄膜炎なら、けいれん発作が出現したり、意識が無くなることも考えられます。

髄膜炎は、病原体によって症状の進行する速さが異なります。

たとえば、細菌性であれば時間単位で急速に悪化します。

真菌や結核による髄膜炎であれば数日をかけて進行することが多いとされるからですね。

観察は痛みの確認をして、バイタルサインの変動は念頭に入れておくといです。

余裕があれば、髄膜刺激症状をアセスメントに入れると良いと思います。

 

僕が夜間に経験した頭痛の患者さんは、発熱もなく嘔気も出現していませんでした。

クーリング中で約10分後に様子を見に行った時は、すでに眠っていました。

つまり、髄膜炎の増悪はなく、夜間クーリングで十分対応可能な状態にまで落ち着いていたということになります。

その後も定期的に観察して異常がないかは見ていきました。

 

夜間のドクターコールの判断は血圧と意識レベルで判断する

ドクターコール

僕が経験したこのケースは何もなく済んだので良かったです。

が、これがもし最悪のシナリオになってしまったらと思われる方もいると思います。

「結局は何もなくて、結果論じゃないか。」

みたいなですね。

ですので、ここからちょっと髄膜炎の症状が悪化してしまった時の対応をどのように進めるべきか参考にして頂きたいと思います。

何を参考にしてもらいたいかというと、ドクターコールのタイミングとその判断ですね。

どうなったら、コールすべきかについて話していきます。

結論から言うと、コールのタイミングとしては「意識レベルと血圧低下」です。

具体的に言うと、血圧は収縮期100を切ってきたらドクターコールしていいと思います。

 

理由は、元々の血圧の数値にもよるかもしれませんが、緊急時の対応の時間も考慮しておいた方がいいからです。

収縮期が100を下回ってきても、すぐにはどうこうなるもんじゃないです。

ですが、ぐったりして意識も低下した後で血圧が下がってきたときにコールしてもその後の対応が遅くなります。

医師には、経過報告としてひとまずコールすれば何も問題ないと思います。

それよりもギリギリまで粘って、報告するよりも念のために連絡しておいた方が慌てなくて済むからですね。

何もなければそのまま様子見ればいいわけです。

何かあってからでは遅すぎるのが髄膜炎の怖いところです。

 

僕の見た患者さんは、高齢の女性でした。

意識もしっかりしていたし、血圧も100を切らないか意識して対応したので安心して観察することができました。

収縮期100を切ることはありませんでしたから、気持ちにゆとりがありました。

ですが、意識レベルと血圧を注意して少しでも悪くなったらコールしたほうがいいと思います。

その後、その患者さんのバイタルは異常なく一夜を過ごされました。

頭痛も自制内で経過してクーリングだけで乗り切りました。

ただ、早朝から頭痛や全身の疼痛を再度訴えだしました。

ですが、髄膜炎の3徴候はなく経過しました。

結局、その患者さんは膠原病からの髄膜炎(MCTD)の可能性があるということで、その治療鑑別に精査していくことになりましたね。

おすすめ書籍の紹介

髄膜炎の頭痛で参考になる書籍の紹介です。

夜勤帯や相談する人が限られている時に、参考にしてもらえればいいかなと思う書籍がありますので、紹介します。

「報告に迷った時の夜勤のドクターコール」日総研


病態や症状の出現時にどのタイミングでドクターコールしていけばいいのかの判断や、よろしくない報告の例が書いてあって参考になります。

「そんなことでコールしなくてもいいでしょ!」っていう読み方もできるので、鵜呑みにせずに参考にしてもらいたいです。

報告の指標にもなると思うので、疑いながら読んでみると良いと思います。

 

「病気がみえるvol.7脳・神経」第2版 メディックメディア

病気が見えるシリーズの脳・神経編ですね。

髄膜炎の原因体から分類してあり、分かり易く解説してある良書です。

また、脳・神経系の病態全般から網羅的に学ぶことができるのに、優しくポイントを押さえて解説してあるので、新人さんでも理解しやすく勉強になると思います。

医療者なら手元に持っておきたい一冊になりますので、おススメです。

 

まとめ

髄膜炎の症状は3徴候が代表的です。

髄膜炎の原因によっては時間単位で状態が悪化していくので、注意が必要です。

頭痛・発熱・嘔吐を見逃さず、観察して頭痛に対してはクーリングで対応しつつ自覚症状の増悪がないかを念頭に入れていくといいと思います。

医師の指示があれば、発熱時の対応もしつつ意識レベルや血圧の収縮期100を切って来ないかを目安に、ドクターコールの判断をしていくと理解していけば、心にゆとりができると思います。

最後まで読んで頂きありがとうございます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です