【体験談】呼吸器疾患がある人の手術時は吸入器を持参させる

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意志 呼吸器系の看護

呼吸器の病気がある人の手術時の注意点

この記事では以下のことについて知りたいと思っている方に、ぼくの経験談を踏まえてですが書いていきます。

1.呼吸器疾患の既往を持っている患者さんの手術時の注意点は何があるか知りたい。

ぼくは看護師歴17年ぐらいで現在一般病棟に勤めています。

記事を読んで参考にして頂けるとうれしいです。

ではさっそく見てみましょう。

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呼吸器疾患の既往を持っている患者さんの手術時の注意点は吸入器を持参してもらう

呼吸器疾患と言えば、COPD(慢性閉塞性肺疾患)とか気管支喘息が有名ですよね。

手術を行う時に術後合併症が起こりやすいため、術前の準備説明が非常に大切になってきます。

喘息持ちの患者さんは、発作を引き起こしてしまった時のために必ず吸入器を持参して頂くというのが決まりになっていました。

そもそも僕は、日帰り手術をしているクリニックに勤めていたんですね。

忘れたら手術中止になるくらい厳密に行っていたんです。

現在は内服薬と併せて吸入器を定期に行うことによって、発作が起きないようにコントロールされてきているので、昔と比べると緩くはなっていますが、持参薬のなかに発作時の吸入器があるかどうかは確認すべきです。

実際に喘息発作のコントロールがされた状態での術後合併症のリスクは、ほとんどないということが報告されているんですね。

喘息患者の術後肺合併症の発生率は1.2%

どうして呼吸器疾患が危険なのか?

統計ではCOPD(慢性閉塞性肺疾患)患者さんの90%に喫煙歴があることが分かっています。

ビックリですよね。

ほとんどの人がタバコを吸っているので、タバコは害しかないことが分かります。

喫煙は百害あって一利なしと言われるように、全くメリットがない嗜好物なんです。

有名な肺がんリスク指数にブリンクマン指数っていうのがあります。

健康と喫煙の関係を示す指数で,「1日の喫煙本数×喫煙年数」で表される。この指数が大きいほど,肺癌の発病率が高いことが知られており,ブリンクマン指数が 400~600では,平均して非喫煙者の肺癌死亡率の 4.9倍といわれる。また虚血性心臓病,クモ膜下出血など動脈硬化性疾患との関係も深く,吸えば吸うほどリスクが高くなっていく
 コトバンクより抜粋

つまり、術前だろうが何だろうが禁煙をすすめます。

手術をきっかけに禁煙するのもいいでしょう。

上手くいけば禁煙できて儲けもんですからね。

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