看護サマリーの書き方についてのコツを分かりやすく解説します【出来る看護師への道】

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看護記録


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投稿日:2020-05-4 更新日:2021-01-09

看護サマリーを書くときに困ることはないですか?

たとえばこんな感じ

「入院中の何を要約して書くか分からない」

「入院期間が長いからまとめられない」

「後回しにしていたら間に合わなくなった」

「なんのために書くのか分からない」

この記事では、看護サマリーの書き方について分かりやすく解説してみますね。

なので、読み終わる頃には看護サマリーについて何を書けばいいか困ることはなくなると思います。

看護サマリーの書き方について下記の内容を解説していきます。

  1. 看護サマリーで何を要約して書けばいいのかが分かる
  2. 伝える内容を知っていれば迷わない看護サマリーの目的を解説
  3. 看護サマリーの書き方のコツを紹介

また、オススメ書籍も紹介してますので、良かったらみてみてください。

では、みていきましょう。

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看護サマリーは相手が欲しいと思う情報を書くと要約しやすくなる

 


看護サマリーは患者さんの入院生活を要約した文章のことです。

ポイントは誰に読んでもらうのかを考えると要約し易くなって、ポイントが絞れてきますよ。

たとえば

施設の職員に読んでもらいたいなら

生活のADLの内容を中心に書くといいと思います。

食事はどんな形態で、介助がどんな感じで必要なのか?

とか、移動手段は車椅子のどれくらいの介助でできて、移譲した後はどんな過ごし方をしているのか?

排泄はオムツなのかトイレに誘導しているのか?

とかですね。

これが転院になって病院にいくとなれば、医学的な情報を踏まえて要約した方が受け取る側は助かります。

疾患が何で、なんで入院していて、治療の結果、現在の状態はどうなのかですね。

具体的には、意識レベルとか不穏、医療行為、処置の内容と回復過程などです。

何回も言いますけど、看護サマリーの書き方でいちばん意識しておきたいのは、誰に読んでもらうのかを考えることです。

退院後の生活や治療の場でこれは伝えておかなければ困るんじゃないかと思う情報。

つまり、個別的な情報ですね。

なるべく具体的に書いておくと親切なので相手にいい印象を与えると思います。

下記に、誰に看護サマリーを読んでもらうのかをピックアップしてみますね。

  1. 看護師
  2. 訪問看護師
  3. ケアマネージャー
  4. 療養型の施設職員

ほとんどは看護師に向けて書くことが多いと思います。

看護サマリーを書く目的は入院前と比べた変化を書く

では、誰に看護サマリーを書くかを理解していれば看護サマリーは書きやすくなります。

でも、入院中にすぐ今後の方向性が決まることは稀で、少ないですよね。

だけど、看護サマリーは入院中ちょっとずつ書き溜めていく方が効率的です。

そのためのサマリーの書き方の考え方としては

共通して書いといていい情報が下記の2つです。

「生活に関すること」

「治療に関すること」

上記2点に注目すれば方向性が決まってなくても看護サマリーの書き方はOKです。

誰に読んでもらうか決まってなくても『生活と治療』について気づいたことを書き溜めていけばいいです。

大まかな流れを掴むイメージですね。

なんだけど、慣れないうちは書き出しに戸惑うことがあります。

そんな時は、入院前のADLだったり家での生活状況を参考に思い出して書いてみるといいです。

そもそも、もともとの生活レベルがわかっていないと何を伝えたいのか見えなくなります。

入院して退院になった時のどれだけ回復しているかを、書く側が理解しとくとスムーズです。

全体像を把握しておくのは大事なポイントになります。

比較を看護サマリーでちょっと書いておくと、かなり相手に情報が伝わって『いいサマリーだな』って思ってもらえると思います。

つまり『全体を掴んで細部を伝える』ということが大事です。

看護サマリーの書き方の手順

最初の書き出しがなかなか時間がかり考えるところなので、参考までにお伝えしてみますね。

たとえば、どんな感じに書き進めるか

  1. ぱっと見のADLの印象を書く
  2. 入院前と比べてADLの低下などの変化を書く
  3. 新たな医療処置があるか
  4. 指導状況と達成度

以上のような感じで書き始めるとある程度まとまった文章になります。

看護サマリーを書くときのコツは全部を書こうとしないこと

さて、とは言うもののやっぱり看護サマリーを書くときのコツは慣れです。

結局慣れですか?

って話になってしまうんですが・・・

結論は『慣れ』です。

最初はコツをつかめないので、全部を書こうとする傾向があります。

全部を書かないと思ってもいつの間にか

「これも伝えなきゃ」

「あれも書かないと繋がらない」

とか

こうなってくると、まとまらなくなります。

なのでコツをつかみましょう。

コツは書いて感覚を掴んだ方が要領は早いです。

参考までに慣れるまでの考え方について解説してみますね。

慣れるためには、より多くの患者さんの担当をこなし個別的な看護介入を通して考え提供してきたことを書くことに尽きます。

でもそれじゃ今までの解説が無駄になるので、少しでも早く慣れるコツですね。

人の看護サマリーを読むってことですね。

要は人のを読んでパクれってことです。

聞こえはあまりよくないですけど、要はたくさんの看護サマリーを読んで自分でクリティカルシンキングしていくといいです。

ブラッシュアップされていきます。

人の看護サマリーを読んでいくと人それぞれで面白いんですよ。

「へー!」

って感じで読んでいけば大丈夫です。

 

人によって書き方が全く違うし、もちろん伝え方も違う

看護の視点も違えば、捉え方も違うから勉強にもなります。

ぜひ、人の看護サマリーを読んだり、看護評価をみてみたりして他の人たちがどんな感じで看護サマリーとか記録とかを書いているかを読んでみて下さい。

これがいちばんコツを掴むためのポイントですね。

まとめ

では、あらためて看護サマリーの書き方についてまとめてみますね。

  • 看護サマリーを誰に読んでもらうのかを考えて書くと要約し易くなる
  • 生活と治療について考えてADLの変化に着目すると全体像が掴み易くなる
  • 看護サマリーを書くコツは人のサマリーを読みまくって参考にしよう

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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