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シリンジポンプ操作って怖くて触るのに抵抗がないですか問題

シリンジポンプって病棟でしか使わないし扱いに抵抗感がないですか?

シリンジポンプの操作について書いていこうと思います。

病棟では、シリンジポンプを使う機会があるわけなんですが、この前ターミナルの患者さんの疼痛緩和目的で使用したのでどんな感じだったかをお知らせできたらと思います。

私の病棟では緩和目的で使ったシリンジポンプですが、そもそも扱うのに抵抗感ありすぎです。

シリンジポンプに抵抗があるのは私だけじゃないはず。

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主なシリンジポンプ操作の不安な要素

  • なんかシリンジポンプって精密機械っぽいし、設定がされてるので操作で間違えるんじゃないかという不安があります。
  • 大体重症患者さんに使うし、ものすごく管理してますって感じが重い。
  • 勤務中に更新とかアラームとか鳴るとめっちゃ焦る。
  • 麻薬とか扱うから余計に緊張する。

他にもあると思いますが今回シリンジポンプを操作して思った要素を上げてみました。

どうしてシリンジポンプのチョイスになったか

シリンジポンプを使う理由としては、

  • 時間1ml以下で微量な薬剤を投与する場合
  • 手動での調節が困難な場合

などがチョイスとして上げげられますね。

しかも今回担当した患者さんは点滴を自分で抜いてしまうような可能性があったので最初から左の太ももに皮下注射で留置してありました。

私が関わったのはモルヒネの更新でして、シリンジポンプのメーカーはTOPです。

ドクターの指示は以下の通り

  1. モルヒネ1A1ml+生食19mlのトータル20ml
  2. 流量は1ml/1時間
  3. 疼痛時は1時間量をフラッシュ可(30分空ければフラッシュ可)

シリンジポンプの動作確認と項目

基本的にシリンジポンプの動作確認は、勤務交代時と点滴更新時に異常や問題がないかを点検してダブルチェックします。

ダブルチェックするのには一人点検の思い込みの予防となんかあった時に自分を守るために行います。

ちゃんと点検やってるってことを証明するために他の看護師とダブルチェックして証拠を残しておくのですな。

病院ごと確認項目のやり方はそれぞれだとは思いますが、

点検確認項目表ってのがありましてボードに貼ってある項目を順にチェックしていくやり方です。

看護師がチェックしていった項目に沿ってサインをし、もう一人も項目に沿って確認し最後にサインを入れます。

その後は、2時間おきにシリンジポンプの動作確認を担当看護師が行います。

この時ダブルチェックは必要ありません。

シリンジポンプの動作確認項目

  • 電源が外れていないか
  • 流量に間違いはないか
  • 刺入部の問題はないか
  • ルートが閉塞するようなことがないか
  • 薬液の残量は正しいか
  • シリンジが正しく装着されているか
  • ルートに名前と日付が記入されて期限内のものか

緩和目的のフラッシュするときはどんな場合か

例えば、患者さんの呼吸状態がおかしくて速めだなって時とか、呼吸促拍状態ですね。

見た目できつそうだなとか苦しそうだなと感じたら患者さんに聞いてみて判断していいと思います。

意識があって会話が交わせれば患者さんの反応からフラッシュした方がいいかは分かると思います。

もちろん一人ではまだ判断せずに先輩看護師に相談して状況を伝えて決めた方が良いですね。

私の場合も、呼吸が促拍になってて苦しそうでしたので本人に聞いたらきついとの返答がありました。

この時、少しでもそういった訴えが聞かれたら早く対応してあげないと一気に状態が悪くなることもあるので、我慢させないようにしました。

バイタルサインを測定して、なるべく麻薬を使って緩和目的の患者さんならなおさらですもんね。

ポイントは呼吸状態の観察ですかね。

酸素化が下がってくるという変化は注意して観察しておく項目でしょうね。

大抵モニターで管理するのでナースステーションに居てもアラームですぐ駆け付けれるようにします。

また、患者さんは酸素マスクの違和感や不快感から無意識に外したりするのですぐにモニター上で異常や異変に気付きやすいと思いますからね。

まとめ

シリンジポンプは、様々なケースで登場します。

今回は緩和目的の麻薬を使いましたけどなんとなく触るのに抵抗感があったり、患者さんの命にかかわると感じたらなおさら避けてしまいたいという思いがよぎってしまいます。

でも、「聞くのは一瞬の恥、聞かないのは一生の恥」という言葉があるように私もそうですが、分からなければ何度でも聞いて少しずつ出来ることを増やしていけると良いですね。

ナースマン

病棟で働く「老後を豊かに暮らすべく、お金を増やすためのマインドを大切にしている」ナースマンです。

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