スルホニル尿素薬はインスリンの分泌を促進してくれる

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こんばんは、電話口で大抵中国人に間違われるアラフォー男のネイです。

今回は、糖尿病治療薬について書いていきます。

病棟では糖尿病の治療に必ず薬物治療が付いてきますが、この薬の知識ってものすごく重要だったりします。薬の作用や副作用なんかも知らないと患者さんの症状に対して何が原因で起こっているかの判断ができな時があるんですよね。薬剤師さんに頼っていては患者さんからのサインも気付けなかったりするのでしっかり学びたいと思います。

スルホニル尿素(SU)薬の知っておきたい必要な知識は?

代表的なスルホニル尿素薬はグリメピリド(アマリール)です。そもそもスルホニル尿素薬は膵β細胞膜上のSU受容体ってとこに結合することで、膵臓からのインスリン分泌を促すことが出来るお薬ですね。

つまりインスリンの分泌を促進させて血糖値を下げる働きがあります。

その他の薬としては、グリペンクラミド(オイグルコン、ダオニール)、グリクラジド(グリミクロン)があります。また、グリベンクラミドとグリメピリドはSU構造に相性がよいのでより強く作用時間も長くなっています。undou

スルホニル尿素薬に向いているかどうかは?

どんな患者さんが使用の際に適切かというと、2型糖尿病になってあまり年数が経っていなくて、ある程度インスリン分泌能力が保たれている患者さんそれで食事療法や運動療法を行っても効果が不十分な患者さんに向いています。

投与する時は少量から開始し、血糖値、尿糖を定期的に確認して効果をチェックします。向いていない患者さんはというと、食事療法や運動療法をしていない患者さんや高度の肥満やインスリン抵抗性の強い患者さんには向いていません。

スルホニル尿素薬の中でよく耳にするアマリールは、インスリン抵抗性の改善させる作用があるので、肥満患者さんに使えるメリットがあります。

スルホニル尿素薬の副作用と注意点は?

スルホニル尿素薬の特徴として、強い血糖低下作用があるんで単剤でも低血糖を起こしやすく特に空腹時や各食事前、運動中や運動後に起こしやすいので注意が必要ですね。作用が持続する薬なんで、いったん低血糖が治まっても再び低血糖を起こす可能性があり、数時間は経過をよく観察する必要があります。

また、投与禁忌の患者さんはスルホニル尿素薬の過敏症を持つ患者か、インスリン療法の適応となる重症ケトーシスや高血糖性の昏睡または、前昏睡状態の患者、1型糖尿病の患者、重症感染症、手術の前後、重篤な外傷のある患者、血中濃度が上昇して低血糖を起こす可能性のある重篤な肝・腎機能障害にある患者、低血糖を起こす恐れのある下痢、嘔吐などの胃腸障害のある患者です。

ついでに、スルホニル尿素薬は胎盤を通過するので、妊婦または妊娠している可能性のある女性にも投与禁忌となっていますね。

スルホニル尿素薬の使用方法は?

1日2回、食前または食後に服用します。服用後短時間で血糖値を下げる作用が働きまして、特に空腹時高血糖を低下させます。低下作用時間は12~24時間持続します。

飲み忘れた場合は、食後1時間以上経過してたらその回はスキップします。そして、次の指示された時刻から服用します。絶対に2回分を1度に服用しないように説明が必要ですね。

服用には食事量が関わってくるところですが、一般的には食事量が通常の半分程度であれば半量を服用して、1/3に満たなければ服用を中止となります。必ず医師の指示を確認しましょう。pet botol

スルホニル尿素薬でのシックデイ時の対応はどうするのか?

スルホニル尿素薬は食事量によって服用量を調整しますが、シックデイで食事が摂れない時は自己判断しないで早めに医師に確認相談します。

それ以外では、温かく安静にし、食事、水分、電解質をこまめに摂って血糖値、体温、食事量、水分の摂取状況、自覚症状などの病状チェックを3~4時間ごとに行って口当たりがよく消化の良い食べ物(おかゆや野菜スープ、みそ汁、ジュースなど)をチョイスし、出来るだけ摂取するように指導します。

発熱があって食事が摂れない状態では、脱水になりやすく症状を悪化させてしまう可能性があります。なので、1日1L以上を目安に水分摂取して脱水を防ぐようにサポートします。

まとめ

スルホニル尿素薬は低血糖症状をきたしやすく、食事量で服用の量も調整することがあります。また、スルホニル尿素薬は体重増加をきたしやすいんですよね。なので、服用後は運動療法や食事療法を守りながら経過を見ていくことが大事です。また、薬の効果も徐々に下がってくる(二次無効)がありますのでうまく管理できているかの確認も必要ですね。

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