認知症治療薬の絶対必要な2つのこと

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認知症治療薬を使うならしっかり症状を理解しよう

お疲れ様です。ナースマンドットコムのネイです。

夜勤した日の早朝にインシデントが分かると体のヘロヘロ感が一層アップしますよね。

今回は認知症の治療薬について書いていきます。

認知症の治療薬には2種類ありまして。薬を使う「薬物療法」と、薬を使わないで治療する「非薬物療法」があります。

ただし、認知症であったら何でもかんでも適応になるかと言ったら、そうではないんですな。治療可能な認知症がちゃんと分かっているので理解しておきましょうって話です。

治療可能な認知症

  • うつ病
  • 甲状腺機能低下症
  • 正常圧水頭症
  • せん妄
  • 薬剤による副作用

認知症の治療ではどんな効果が得られるのか?

  • 認知症の進行を抑制する(抗認知症薬)
  • 認知症に伴う症状に対処する

実際に使われている認知症薬には以下のものがあります。

認知症の進行を抑える薬

ドネペジル塩酸塩(商品名:アリセプト) 病気の進行に伴って減少する脳内の神経伝達物質アセチルコリンの分解を抑制して、現象を抑える作用があります。
ガランタミン臭化水素酸塩(商品名:レミニール) ドネペジル塩酸塩と同様の作用があります。
リバスチグミン(商品名:リバスタッチパッチ、イクセロンパッチ) 貼り薬のため、経口薬を嫌がる患者さんにも、症状が合えば使えます。
メマンチン(商品名:メマリー) 神経細胞の働きを活発化させる働きがあります。

認知症の周辺症状を軽減する薬

リスペリドン(商品名:リスパダールほか)クエチアピンフマル塩酸(商品名:セロクエルほか) 攻撃的になったり、興奮したりしている時に使用します。
クロチアゼパム(商品名:リーゼほか) 幻覚や夜間せん妄時に使用します。
チアプリド塩酸塩(商品名:グラマリールほか) 脳卒中の人に起きた徘徊などに使用することがあります。
エスタゾラム(商品名:ユーロジンほか)エチゾラム(商品名:デパスほか)ゾルピデム酒石酸塩(商品名:マイスリーほか) 睡眠導入薬として使用します。

私の病棟でもこれらの薬はよく使います。ただし、安易に使うのではなくしっかり今の患者さんの症状や状態を観察アセスメントして服用させるかどうかを判断したいとこですね。

非薬物療法については何が効果があるのか?

多くの書籍では認知症の第一原則は薬物ではなく非薬物療法ということを言っています。BPSDを引き起こしている要因を検討して、それに対して対応することが解決治療になるんですが、その多くは環境調整や患者さんとの関り方が重要となってくるんとのことなんですな。

環境調整では、患者さんにとって不快なものを取り除いたり(モニター関係やカテーテルなど)してなるべく不必要なものは外してあげる。また、騒音、光、温度などの調整。

患者さんとの会話での関りとしては、その人らしさを認め、やさしく、丁寧に寛容な態度で接することが大切でしょうな。

その他の治療として以下のような事を参考にしてみて下さい。

運動療法 ウォーキング、水泳、筋力トレーニングなどの運動による血流改善、また、高血圧の人は血圧の低下、コレステロール値が高い人は血中コレステロールの低下などを目指します。
食事療法 栄養バランスの取れた食事を摂取します。肥満気味の人は減量、高血圧の人は血圧低下、コレステロール値が高い人は血中コレステロールの低下を目指します。
リハビリテーション 回想法・・・認知症の人は、比較的昔のことは覚えていることがあります。その特徴を生かして、過去の話を思い出したり、懐かしいおもちゃやレコード、昔の雑誌などを手に取りながら、他の人と話したり話を聞いたりします。他者との会話は、思いもよらない反応があり、脳にとって良い刺激になります。
音楽療法・・・音楽によるリラックス効果や、声を出して歌うことで、楽しんだり、気分が高揚するなど、複数の刺激があります。

まとめ

認知症の治療は、患者さんの現在ある症状からアセスメントして薬で対応していく方法が、実際の病棟での臨床では行われているのが現状じゃないかと思います。適切に治療していくにはしっかりアセスメントしていくしかないのでこの症状はどんな状態なのかを理解したうえでケアを行えるようになると良いと思いますね。

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