インフルエンザが流行してくる時期になってきましたね。
今回は、当院の病棟で行っているインフルエンザ迅速診断キットの操作手順について、になりますが参考になればと思いますのでちょっとまとめてみます。
インフルエンザウィルスの感染経路は2つ
接触感染 | 物などに触ったときにウィルスが付着して体内にに侵入してくる |
飛沫感染 | くしゃみや咳きからウィルスに被曝した場合 |
インフルエンザウィルスは、主に接触感染か飛沫感染で人から人へ物から人を介して感染していきます。
病棟でインフルエンザの検査が必要になってくるのは、今の時期でしたら高熱が出て入院された患者さんや入院中でも熱が出たりした患者さんなどが検査の対象になりましょう。
インフルエンザの検査は1回目に陰性でも、時間の経過で陽性になることはよくある話でして、ウィルスの量で検出に差が出てしまうわけです。
大体1回目は外来で済ませてから入院に上がってきます。
インフルエンザが陽性の場合はその時点から個室隔離での入院対応となり、スタンダードプリコーションが適応されます。
時間の経過や症状などが乏しくてもインフルエンザに罹ると、1回目で陰性だったとしても微妙なケースがあるんですが、その場合は入院の翌日に改めて2回目の検査をします。
例え解熱していても陽性の診断結果になるケースはあるんですよ。
念のためっていうことですることが多いですけどね。
結果判定は、30分もあれば診断できる。
(実際、インフルエンザ陽性であれば数分で判定結果は出るんですけどね)念のため10~15分は判定の誤差が出ないように時間を置きます。
分かりやすいですね。
つまり、Cは必ずラインが入る必要がありインフルエンザの感染があればAかBのいずれかにラインが付くってことですね。
結果は、カルテに残します。
検査部にも報告することになってるので、オーダーのシールをメモ紙に貼り付けます。
日付と時間と名前、診断結果を記入して知らせます。
もちろんインフルエンザ診断は一人では行わずダブルチェックで確認しますね。
ビニール袋に入れた診断キットはそのまま感染用ボックスに廃棄します。
このブログではインフルエンザの予防と対策について詳しく書いているので知りたい方はこちらからぞうぞ。
病棟は患者さんの状態やニーズも含めて色々な種類の仕事があります。
インフルエンザ診断の検査も看護師の仕事の一つです。
要は色んなことを知っておかなければいけないですし、ただ知っているだけでは対応できない事ってたくさんあるわけです。
毎日違う病態の患者さん一人ひとり個別性に応用していきながらアイデアとひらめきが大事やな~と思いますよ。参考にどうぞ。