ナースコールが頻回な時の対策は優先順位で考える【頑張らない!心も体も疲弊します】



投稿日:2019-01-15 更新日:2020-07-20

ナースコールって、とても便利なお知らせツールですね。

ただ、患者さんによっては無駄にナースコールを頻回に押して知らせてきたり、正直しょうもないことで使う人も少なくないです。

僕が患者さんに言われた、ナースコールを押した理由は

たとえばこんな感じ

「今から寝るからね〜おやすみ〜」

「今雨降ってる?」

「これ食べるね?あげるよ」

ナースコールの必要性を説明しているにもかかわらず、特におじいちゃんおばあちゃんはお構いなしにコールしてきますね。

こっちっとしても、忙しくなければ特に問題ないんですけど・・・

忙しい時とか深夜にこういったナースコールのために、いちいち対応するのもストレスはマックスです。

なので、ナースコールが頻回だとか、不要なコールに対してどう対策していけばいいかについて

分かりやすく解説してみま〜す。

この記事で解説する内容は以下のことです。

  1. ナースコールが頻回にあるとイラッとくる時はこんな場面
  2. コール対応で仕事に支障をきたすこと
  3. ナースコールが頻回な時の対策と考え方を解説

では、みていきましょう!

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ナースコールが頻回な時にいちばん困る業務は夜間の入院です

 

病棟の業務といえば、入院の受け入れ業務ですね。

しかも夜間に入院が入ると、いったんルーチン業務を中断して、対応しなきゃいけないわけです。

人も少ないから、あれもこれも念頭に置きながらの入院業務です。

呼吸器・循環器・消化器・骨折など、色んな病態の患者さんが入院になるケースがあります。

何が大変かと言うと、決まった時間に来るわけではない

ことと

入院がない日もあれば、立て続けに入院に上がってくるケースもあります。

夜間だけで4人とか!(めちゃくそイラってします、忙しんです!)

つまり、病棟患者の安全とか管理しながらの入院業務は、忙しさに拍車がかかる状態なんですね。

そうなると、やるべきことが抜けてしまったり、足りなかったりすることがあるんで、ただでさえ入院業務ってやることが沢山あるんで抜けたり、忘れたりすると引き継ぎに迷惑がかかるんですよね。

そんな状況下で、ナースコールが頻回に鳴るっていうのはストレスですね。

対策は『最低限のナースコールだけで、全部対応しようとしない』ことです。

どんな患者さんが入院しているかという把握が大事でして

把握と対策としては、たとえば下記

事前にカルテから患者さんの情報をとって特徴を掴むこと

ナースコールを押してくる人は、だいたい同じ人

ナースコールを頻回に押す内容を知り、すぐ行かなくても危険じゃないかどうかを見極めること

ここら辺のナースコールへの慣れが大事になってきますね。

あくまでも、忙しい場面でのナースコールが頻回に対しての対策なので、通常は対応することが

大前提ですよ〜(笑)

対策をカンタンにまとめると

『収集してコールを押してくる人はほぼ同じ人。危険じゃなければいったんスルー』

放っておくということではなくて、転倒とか二次的なトラブルの発生が低いことを把握した上で優先順位を考える

ということですね。

対策はカンタン。危険のリスクが低いナースコール対応は必要ない


さっきも言ってますけど、頻回に呼んでくるナースコールの対策は

「すぐ行かないと危険か?」で判断すればいいと思います。

こんなことを言うと、家族とか上司に怒られますけど・・・

正直どの看護師も同意見だと思います。

じゃあ危険て何なのかというと

『転倒しないかと、命の危機がないか』

この2点に尽きます。

患者さんの身に危険のリスクがあったり

全身状態が悪くなったり

というような状況のときは、何よりも優先して対応しなきゃいけません。

当たり前のことですね。

命を預かっていますので、

でもそうじゃなければ、優先順位は決して高くないということを考えて、対応するべきだと思います。

じゃないと看護師も人間なので、疲れますし、夜勤は勤務時間が長いので体が持ちませんからね。

そうすると、滅多にナースコールを押さない人が押してきた時はどうするべきか?

という疑問が出てくるかもしれませんね。

その時は、迷わず本人の元へいきます。

情報収集で予測できないことが起こり得ますから、やっぱり一度行ってみて、状態を確認したほうがいいと思います。

いちど様子を見てみると、感覚的に優先度は分かってきます。

よくあるナースコールで駆けつけたほうがいいケースは、以下のような感じがあるかな

「ベースに認知症があって、ベッドサイドに端座位になれる患者さん」

「不穏の気があってPトイレを設置している」

「徘徊するような帰宅願望のある人」

まとめると

『なんとか動けるがゆえに、転倒とかコケるリスクがある人』

ですね。

こういった患者さんは転倒のリスクだったり、離院のリスクが考えられるので注意します。

まとめ

では、最後にまとめま〜す!

  1. ナースコールが頻回にあると困るのが、入院とかぶった時で、特に「夜間」です。
  2. 無駄なナースコール対応のせいで注意散漫になりやすいから、入院業務の抜けは注意が必要。
  3. ナースコールが頻回な人は事前の情報収集が重要ってこととほぼ同じ人である。
  4. 頻回なナースコールの対策としては、しっかり優先順位を身につけて危険か危機かで判断できるようになる。

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございます!

ナースマン

病棟で働く「老後を豊かに暮らすべく、お金を増やすためのマインドを大切にしている」ナースマンです。

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ナースマン