病棟では急に様態が悪くなったり、徐々に衰退して亡くなったりと患者さんの亡くなり方は様々です。
なので、死亡退院の患者さんに対してどういった流れで対応していくのかを、分かりやすく解説していきます。
この記事で解説していく内容は次の通りです。
では、みていきますね〜。
死亡退院は入院時のIC(インフォームドコンセント)から、ある程度予測できます。
この患者さんが、何の目的で入院してきたかでほぼほぼ決まってきますね。
「精査目的」→原因検索して退院調整 「加療目的」→治療して退院調整 「看取り目的」→死亡退院 |
当たり前でしょうが入院時のICで目的がはっきりしていれば、事前の準備ができるわけですね。
大事なのは、急変時の医療行為をどこまでするかです。
看取りとはっきりわかっていれば問題ないことが多いけど、なかなかそういう患者さんは少ないです。
家族の考え方によるんですね。
ICで、『DNR』を同意しているかどうかで、対応が変わってくるからですね。
以上の説明をしたうえで本人と家族同意を得て決定し、カルテにICの内容や家族の反応を記録するわけです。
責任の所在をハッキリさせることが目的です。
さて、ここからが本題になります。
死亡退院の時の流れですが、看取りから納棺までのルーチン業務を理解しておけばOKです。
下記に死亡退院時のルーチン業務のポイントを提示しておきますね。
参考にしてみてください。
死亡退院のときの流れはザックリいうとこんな感じですね。
もっと簡潔的にかくと以下になります。
一番気を使わなければいけないところは、看取る前の『家族の連絡から死亡確認』ですね。
なぜかというと、感情が絡んでくるシーンだからです。
慎重に、かつ丁寧な対応をすれば問題はありません。
細かい業務は、次のテーマで解説しますね。
その時のケースで判断していく感じではあります。
ポイントは、機械的にしないということですね。
通常業務と並行しての死亡退院になることが多いので、煩雑になりがちです。
慌てずに、しっかりと家族の気持ちを汲んだ看取りができればOKです。
※※終末期ケア専門士認定試験について※※
終末期ケア専門士は、ステップアップ方式の資格試験になっており、
『終末期ケア専門士』を取得
↓2年後
『終末期ケア上級専門士』を取得
↓上級専門士取得後
『JTCAアドバンスインストラクター』を取得
という流れで資格取得を目指します
最終的にJTCAアドバンスインストラクターを取得された方は、協会の業務活動や地域からの仕事の受注などを通して活動の場が広がります。
これからは、日本の『終末期』について、業種・地域・立場の垣根を超え、多種多様な視点を持った人々がつながりをもって協働していくことが必要です。
『全国260カ所にある試験会場で受験できる』
ほとんどの医療・福祉系の資格試験は、マークシートによる記述式が一般的で、決められた試験日に東京などにある試験会場まで足を運び、試験を受けなければなりません。
しかし終末期ケア専門士認定試験は、日本全国260ヶ所のテストセンターで受験が可能なパソコン受験のため、 交通費や宿泊費など余計な出費を抑えることができます。
そのため、地方の方でも気軽に試験を受けることができます。
https://px.a8.net/svt/ejp?a8mat=3BI6CA+1GE60I+4056+NTZCJ
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今回は、看取りになるまでの流れを書いていきました。
まずは患者さんの状態を入院時から把握して、いよいよって時には家族に連絡してなるべく早期発見することで家族が看取りに間に合うようにします。
家族と本人が最後の別れを共有できるように少しでも努めていくことが必要ですね。
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