認知症ケア専門士1次試験対策eラーニング講座(専用テキスト付)
「この患者さん失語症だから」と聞いて
って答えて、なんとなく知ってる体で流したりしませんか? |
なぜかというと
失語症についてきちんと分類して、理解してなくても看護を提供する上では大きな問題はないからですね。
失語症が主体で入院する人はいないですし
バックグランドにメインの原疾患があって、その治療で入院になっているからですね。
ということで、失語症と看護について何を理解していれば良いのか?
この記事では、失語症について以下を深掘りしてみて分かり易く解説してみます。
たぶん、意思表示とかの伝達方法だったり、理解しているかの指示が上手く入っているかが関係すると思います。
読み終わる頃には失語症の考え方が理解できるんじゃないかと。
また、オススメ書籍も紹介していますので良かったらみてみて下さい。
では、さっそくみていきますね。
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目次
まずは、失語症について基本の理解としておさらいしておきますね。
「もう知ってるよ〜」って方は飛ばしてくださいな。
そうでない方は、ザックリで良いので読んでみてください。
失語症は「ブローカー中枢・ウェルニッケ中枢」と「概念中枢」のバランスが大事なんですけど
上手くしゃべるにはこの3つがバランスよく働いているから会話がスムーズに展開されるんですね。
あとで解説していきますね。
3つのバランスと言いましたけど
失語症の分類は4つあります。
まずは、主な失語症の症状タイプを下記に示しておきますのでザックリ目を通してみてください。
失語の種類 特徴 ブローカー失語 話し方がぎこちなくなる。言葉数が少なく、話す分も短い。 ウェルニッケ失語 聞いた言葉を理解するのが難しい。流ちょうに話すが、錯誤が多い。 健忘失語 的確な名詞がでてこなくなり、迂回表現を多く用いる。 全失語 言語機能が重度に障害され、実用となる言葉がほぼ完全に失われる。 参考引用元:一般病棟で役立つ「はじめての認知症看護」より
失語症を分類すると4つですけど、
話したり、聞いたりという能力は下記の3つ言語機能のバランスで成り立っています。
1)運動言語中枢「ブローカー中枢」:言葉を発する能力
2)聴覚言語中枢「ウェルニッケ中枢」:言葉を聞いて理解する能力
3)概念中枢:「ブローカーとウェルニッケの橋渡し的な役割」:潤滑させる能力
この3つの機能がうまく働かなくなると、失語症という症状が出現してきます。
失語症についてザックリで良いので理解してみて下さい。
「ブローカとウェルニッケのバランスが関係している」
|
これが失語症の概念ですね。
上記2つをイメージできればOKです。
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こっからは失語症に遭遇したときに困らないための気付きについてです。
意外と言語障害は、認知症とか不穏からも起こっている症状だということが言われています。
つまり訳のわからん言動とかあったら認知症・不穏の可能性もあるんじゃないの?
ってことですよね。
というのも、認知症とか不穏になった人の会話って失語症に似通ってまして、
つまり、おかしいんです。
表現が雑ですね。
たとえば
「 「会話の筋道がめちゃくちゃだったり」 「すっとんきょうなことを言い出したり」 |
こういった症状は、認知症とか不穏時にも聞かれたり起こることがよくあります。
でも決定的に失語症と違うのは、急に起こったのか、ゆ〜くり時間をかけて起こったが違います。
失語症は脳機能の損傷から起こるので、イベントがハッキリしている
のに対して認知症は
徐々におかしくなったり、いつの間にか起こって進行していくので特にイベントがないのが特徴です。
で、ブローカーの症状に着目して考えていきますと、おもしろいです。
ブローカーの障害は、言葉が出にくくなったり出なくなったり、意思表示が難しいので受け取る側がよく理解できない場合が見受けられるんですね。
失語症を見分けるための押さえておきたいポイントは2つです。
ちょっと補足しておきますね。
イベントとは、既往歴とか近況で頭部への何かしらの強烈な打撲なり頭痛なりが無かったかどうかです。
脳機能の損傷で失語症になることがほぼほぼです。
あと
話してみて認知症の話し方じゃないなとか、周囲への覚醒度がしっかりしているというか
経験談なのでなんとも表現しずらいんですけども
失語症と認知症の話し方は、違いが分かると思います。
会話は正常じゃないけど、意識はしっかりしてて意思表示がハッキリしてるんですよね。
看護師は失語症の人に何を行っていくのか?
必要な看護とはなんなのかって思った時に、改めて考えてみると以下の通りです。
失語症の程度で関わり方とか、接し方を変えていく必要がある。
言葉が上手く出せなくても、読んだり書いたりは出来るとか 書けるけど読めないとか 理解も上手くできないとか |
失語症も障害の程度で、症状が変わってくるし、進行もしてきます。
なので、その人のレベルに応じた対応が求められるかもしれないですね。
失語症は、脳機能のバランスで保たれていると言いましたね。
失語症には、さまざまなタイプがあって症状の特徴である程度どの認知症からの失語症なのかを推測できることができます。
だけど、基本的にはブローカーだけ理解しておけばOKです。
覚え方のたとえですけど
「言葉を発することができない」「言葉がブロックされている」
というような感じで、「この人 言葉が出にくそうだな」と思ったら「ブロックされてる?」
つまり「ブローカーだな」
というようなイメージができたら良いですね。
ちなみにですけど、
失語症状の特徴としては、言葉をうまく思い出せない・出ない、から始まって「書く→読む→理解する」の順で言語の障害が進行することが多いです。
失語症の人にとっての看護は、特別何か必要だとか観察項目があるとかはないです。
正直な話、緊急性もないからですね。
なので、入院生活とか日常生活で不憫に感じられる部分の援助・補助だったり、自宅での生活習慣を出来るだけ継続できるようなサポートを意識することですね。
では最後に、失語症の分類と考え方についてまとめてみますね。
最後まで読んでくれてありがとうございます。
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