看護師の転職は、ライフイベントの中でも大きな転換期のひとつですよね。
看護協会が調査した統計では、毎年のように看護師全体の10%前後が離職しています。
その中の約7~8%が新卒看護師の転職です。
女性と男性の離職の割合でいうと、女性が93%で男性は7%という調査結果になっています。
では、年齢別だとどうなのかというとハッキリした数字はありませんでした。
でも、ライフイベントから推測すると、離職や転職の多い年齢は20代から30代が多いのは推測が容易にできますね。
となると40代以上になってくると転職は、難しくなってくるのか?
例えばこんな感じです。
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まだ探せばいくらでも転職に対して思ったり、考えたりすることはあると思います。
僕も40歳で転職した経験がありますが、年齢的にかなりの不安が頭をよぎりました。
この記事では、以下のことについて書いています。
ではさっそく見てみましょう。
目次
結論から言いますと、看護師の転職のタイミングには年齢はまったく関係ありません。
僕の周りでも40歳を過ぎての転職や再就職している人はたくさんいますね。
僕も40歳で転職しました。
クリニックから病棟に転職したのですが、印象としてはまったく問題ないです。
僕の場合、ちょっと特殊で、最初の就職先がクリニックだったので、そこで長い間14年間ほど働きました。
なので、看護技術やら基礎看護などの労働省が推奨する一定の技術を求めるクリティカルダラーっていうものを一切やってきていません。
もちろん注射や点滴管理など採血等の技術はクリニックで経験していました。
ですが、摘便や導尿、おむつ交換もしたことないですし、受け持ち患者もなく、看護記録でのサマリーや評価など看護計画なんかも一切してきていません。
なので、病棟に転職してから、学びました。
それこそ40歳からですね。
とはいえ、やっぱり40歳を超えての転職はちょっとリスクが高いなーと思う人もいると思います。
でもこれって自分の気持ち次第だと思います。
僕の場合、職場の環境や人間関係に恵まれていたのかもしれませんが、年齢だけで転職に不安を持ってたりするのはもったいないなと感じましたね。
もし、スキルアップがしたいとか収入を今よりも上げたいと思うなら、挑戦することを勧めます。
僕の経験のみの再現で説得力に欠けるかもですが、転職したおかげで新しく経験したことのない看護や技術を習得できました。
今も、日々経験を通してスキルアップしているなあ~と感じています。
なので、繰り返しになりますが、看護師をしていて転職が年齢で何か弊害があるとは思いませんよ。
もしこの記事を読んでいる方に経験がないとか、したことないから心配だと考えている人がいるなら挑戦することをススメます。
必ず自信となって自分に返ってきますよ。
それには年齢は関係ありません。
人生で挑戦できるのに挑戦しないことがいちばん後悔します。
ある人がこんなことを言っていました。
「人生はどちらかです。勇気をもって挑むか、棒にふるか。」
byヘレンケラー
中堅看護師になると転職を考える人がいます。
「もっといい職場があるのじゃないだろうか?」
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転職にいいタイミングはありません。
すべて気持ち次第でOKです。
無責任な言い方に聞こえるかもですが、すいません。
例えば「スキルアップで転職したい」と考えるなら、その計画をザックリ考えて決めればいいですし。
人間関係で悩んでいてどうしようもなく途方に暮れているなら、早く決断したほうがいいと思います。
苦労した先に明るい未来が待っているという考えも出来ますが、すべて自分のマインド次第だからです。
あの頃の苦労があったからこそ今があるという考え方は、結果論です。
必ず美化されて語られるからですね。
耐えるかどうかは自分で決めないといけません。
大切なのは自分の気持ちなので、自分を大事にしてください。
自分で選択してこそ後悔は無くなりますから、流されて選択したことはあとで必ず自分に返ってきます。
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つまり、自分で選択しないってことは事前に自分に都合のいいように解釈してしまいます。
いい方向に行かなかった時に人のせいにして後悔してしまいます。
自分の意志で決定できなかった時に、あらゆる思考で周りのせいにしたくなるのはしょうがないことですので。
転職に年齢は関係ないと書きましたが、一つだけ注意してほしいのは、仕事量のことですね。
年齢的にハードワークは肉体的に堪えますので、夜勤や残業など無理の利かなくなってくる年齢に、これからなってくるってことは念頭に入れておくことをおススメします。 |
人的資本は必ず衰えてくることを認識して計画していくことを勧めます。
つまり、正社員にこだわる必要もないかもですね。
派遣でも十分稼げます。
ここからは僕の実体験です。
看護師としてクリニックで14年働いてきました。
そして、転職を考えるようになって、40歳という年齢で転職しました。
メリット
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年齢を重ねると、分別のある大人はそれなりの対応をしてくれますね。
看護師は専門的な勉強をして国家試験を受けてなってきますので、それなりに良識を持った人がおおいなと思います。
中には、そうじゃない人もいますが、そこはこっちが大人になって適当に対応していれば何ら問題はないですよ。
どこに行っても多少の人間関係は調整していかなければいけませんから、想定内ですね。
看護師がストレスで辞めたいと決心したときに読む記事【手順を解説】
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デメリット
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気持ちは若いつもりでも肉体的には少しずつ下降線ですので、そこは無理したくないですね。
また、病棟が若い世代が多いので同世代がなかなかいないってこと。
僕は男性なので、そこまで疎外感は感じませんが、最初は輪に入っていけるかどうかは女性は気になるかもしれませんね。
あとは、前の職場との比較ですね。
これは、ある程度働いてみて、仕事に慣れていかないと「やっぱり転職しなければよかったかな?」ってすごく感じたりするところなので、しばらくは考えないようにするしかないです。
最後に、転職をしようと思った時に何から行動していけばいいかについて迷ったり悩んだりしないように示しておきます。
転職に年齢は関係ないといいました。
でも、間違った転職方法で就職すると、後悔してしまいますので手順を示していきます。
良かったら参考にしてください。
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基本的なことですが、転職は一大イベントです。
なので、安直な考えで進めないように、しっかり情報収集しましょう。
後悔先に立たずですね。
看護師の仕事は、今後2025年に向けてマンパワー不足でどこも足りなくなってくることが厚生省の発表で示されています。
2035年まで約15万人以上が必要であると推測されているので、どの施設や病院も人材を求めてくるのは間違いないです。
なので、どうせ転職するならよりいい条件で、よりいい環境に転職できるように交渉がカンタンになっていくことは間違いないです。
妥協してはいけません。
ぼくの周りでも転職サイトに登録して色んな条件を満たすところに面接に行っています。
より良い環境で働くためには、転職サイトへの登録は今や必須です。
具体的には、いくつか希望に沿った病院や施設を紹介してくれますが、そのなから最もいい条件を選んできめます。
面接には、転職サイトの職員さんが一緒に同行してくれるので、その場で色んな職場の特徴や人間関係、仕事量や給与面など情報をなんぼでも提供してくれるんですね。
何でそこまでしてくれるかというと、医療業界の仲介手数料が半端なく高いからです。
なので、転職サイト側も良質な転職サポートをこぞって競う合っているわけですね。
なので、ひとつの転職サイトに登録するよりも複数の転職サイトへ登録して比較検討していくのがいいです。
ちなみに
看護師の派遣も待遇がいいです。
何となく就職に気が進まなかったり、もうちょっと自分の時間が欲しいとか、委員会活動が苦手だなあと思っている人は派遣がオススメですよ。
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看護師の転職について年齢は関係ないということが伝わればうれしいです。
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