病棟の「その間」で起こる転倒転落はどうすればなくせるか?

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「その間」で起こる転倒転落リスクはゼロには出来ないということですが

今日は看護師の命題でもあります病棟での転倒転落についてメモしたことを書いていきます。

病棟において必ず起こってしまう転倒転落。

色んな本に対策や予防が書かれてありますが、結論からいうと転倒転落をゼロにすることは不可能だとされています。

患者さんも人間ですからね。

その時の感情もあり、「こうしたい」という希望も湧いてくるので仕方ないということでしょうか?

それを転倒しないようにと言って抑制してしまうのは非人道的でありますので。

でも、なるべく入院生活の中で本人の人権を尊重しながら自尊心を傷つけないように対策は立てなければ病院に来た意味がないですよね。

看護師の頑張りにもかかってくるわけであります。

なので、ちょっとまとめてみました。

転倒転落の原因と予防対策メモ

そもそもどこのタイミングで患者さんが転倒したりするのかというと、ベッドからP-トイレの移乗の時とか、ベッドから車いすへの移乗とかに起こるんですよね。

つまり、何かに移動する「その間」に人ってものすごく転倒するリスクが上がるんですね。

その間」について看護師がどう向き合っていくかということが大事です。

  1. なぜ転倒してしまうのか?
  2. 転倒転落に対する考え方
  3. 転倒転落を発見した時の対応

について考えていきます。

なぜ転倒してしまうのか?

そもそも、人間は2足歩行で移動する動物ですので、ちょっとした不安定でも転倒してしまうことを理解する。

転倒してしまう要因というものが分かっています。

その要因は3つありまして

一つ目は、内的要因というもの。

例えば、意識障害や筋力低下など患者自身の内側から起こってくる要因

二つ目は、外的要因というもの。

これは患者の身の周りに該当すしますが、例えば点滴スタンドとかベッド周辺のモノにあたりますかね。

三つ目は、行動要因というもの。

実際に患者さんが起こした転倒につながる行動とか行為の当たります。

この3つが絡んで転倒転落を引き起こしてしまうってことですね。

まあ、要するにいつでもどこでも誰もが転倒リスクを負っているということになりましょう。

例えば、認知症をもった「内的要因」のある患者さんが、トイレに行こうと「行動要因」を起こし、「外的要因」であるベッドの脚に引っ掛かり転倒する。

というような感じですね。「その間」は必ず転倒に絡んでくる根柢のものと考えた方がいいでしょう。

転倒転落に対する考え方

先に述べたように、転倒転落をゼロにすることは不可能と分かっているなら転倒しても大けがに繋がらないようにしていこうという考え方であります。

患者さんは誰も見てないところで「その間」で転倒することが多いです。

わざわざ見てるとこで転んだりはしませんし転倒しそうなのは容易に予測できることから助けられることが往々にしてあります。

問題なのは見てないところで起こってしまうことなんですよね。

いかに転倒しても怪我が小さくて済むように環境とケアを考えるということが大事かと。

ですから患者さんに必要な対策を考える必要があるわけです。

ただ闇雲に抑制するのではなく、患者さんが安全に生活できる環境とケアを個別性に考えるということですね。

転倒転落を発見した時の対応

ここでは転倒転落の第一発見者になった時の対応の仕方5ステップを書いていきます。

  1. 人を呼ぶ
  2. 意識を確認する
  3. 外傷がないか確認する
  4. 安全な場所へ移動する
  5. 頻回に観察する

人を呼ぶとは、スタッフを呼ぶかまたは元気な患者さんでもいいと思います。

意識の確認は、呼びかけて反応をみます。バイタルサインも測定します。

外傷の有無は頭部であればCTの判断や、大腿骨骨折などがないかをみます。

速やかに安全な場所に移動して治療の環境を整えます。

転倒後は時間とともに変化するため、嘔気や気分不良がないか早期発見に努めます。

まとめ

転倒転落が起こってしまったらその患者の家族は病院は何もしていないのではないかと判断してしまいます。

そうならない為には、当初から転倒転落のリスクがあるという認識を病院側だけでなく患者側も一緒に共有しておく必要があるんですね。

出来るだけゼロになるように「その間」での転倒転落の予防と対策を考え大けがしない環境とケア、そして万が一に起きてしまった時の対応については押さえておきたいですね。

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