座り込みの転倒転落インシデントで注意することは?

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sit座り込みはインシデントだけど対応に注意したほうがいいですよ

こんにちは、インシデントって起こしたくなくても起きちゃうのねって感じた中年男ナースマンネイです。

今回は、勤務中に起こったよくある患者さんの座り込み転倒転落インシデントについて私もつい最近経験したのでそのことについてご紹介していきたいと思います。

インシデントって種類がいくつかありまして、誤薬インシデント・転倒転落インシデント・ヒヤリハット報告なんかがあります。

その中から起こったインシデントで振り分けて各該当項目にレポート報告していくような形ですね。

転倒・転落インシデントの座り込みって?

座り込みで転倒転落インシデントになるのかということですが、判断が難しいですよね。実際に患者さんは自分の意志で動いた結果から座り込んで立てなくなったわけですからね。ほとんどの場合大きな事故もなく経過することが多いと思います。

しかし、まれに内科的疾患が隠れていたり、後々大ごとになってしまうと「なぜあの時にきちんとアセスメントしてないのか?」って責任の転嫁が起こってしまうので最低限でも患者さんの状態は確認しなきゃいけないわけですな。sleep

座り込みが起こった時の実際の状況

昼過ぎに患者さんの元へ行ったらベッドサイドの床に座り込んでいた患者さんがいまして、どうされたか問うと「滑って立てなくなった」との返答。

意識は清明で呼びかけにはしっかり返答されたため、意識消失なんかではなさそうでした。続けて問うとズボンを新しく着替えようとして力が入らず、ベッドサイドから滑るような形で床に座り込んだ様子です。

見た目上の明らかな外傷はなく、両肘を座り込んだ際にどこかにぶつけて痛いとのことでしたね。出血はなく腫脹や発赤などもなかったです。

座り込みと言っても、実際座り込んでるところを見ているわけではないので何が起こったかはきちんと評価しなければいけません。

よくあることですが、腰椎圧迫骨折だったとか、座り込んだ際に手を床に付いたのが原因で、橈骨骨折とかよくあるんですね。実は座り込みと思い込んで大したことないと思い込んでしまうとそこでアセスメントが終わってしまいますので、あらゆる可能性を潰していく必要はあります。

その患者さんは高齢者ではありますが、認知面は割としっかりされている方でしたのできちんと否定してくれましたし、腰や手首の可動域なんかも問題なく、触診しても痛みの出現はありませんでした。

ただ、滑って座り込んだ時の両肘の打撲の影響からか両肩の痛みの訴えがありまして、そこだけが気になりましたけどね。その他は特別変わりはない様子です。

その後すぐに、バイタルサインの測定を行いって、合間にリーダーさんへ報告しました。そこから師長へ報告が行き、担当医師へ連絡が行きました。

担当医師に説明し、一緒に患者さんの元へ向かいます。一通り診察して頂き、指示をもらいますが今回は、レントゲンのみのオーダー指示がありました。(両肩と右肘)ついでに「痛いとこも撮っておいて」というコメントをもらったので再度患者さんに確認して、両肘のオーダーにしました。

すぐにレントゲン室から内線連絡が入り、車いすで連れていきます。

結果は、骨折や脱臼などの所見は見つからず経過観察で見ることにはなりましたね。

その後患者さんは、やはり肘の痛みの訴えがありましたので、屯用から鎮痛剤の薬を希望されそのまま内服して頂きました。elb

転倒転落インシデントを起こしたときの報告書は?

インシデントを起こした場合、患者さんに行う一連のルーチンが終わってひと段落付いたら次は、インシデントの報告書や記録の記載、家族への連絡報告をしなければいけないという看護業務があります。

  • 看護記録と家族へ報告

カルテには起こった経緯を時系列で書いていきます。(SOAPで記入していけばOK!)患者さんの反応や行った検査、ドクター指示、行った看護行為など。

患者さんの家族に起こったインシデントの状況と結果を報告をします。(そのことも記録に書いておきます。)報告し家族に謝罪した。などなど

  • 転倒転落カンファレンスの実施

座り込みでも起こったインシデントはそれに対して2度と起こさないように転倒転落カンファレンスをチーム内で話し合って対策を立てます。それを患者さんに実行して予防するわけですね。

今回の転倒転落カンファレンスは、ナースコールの徹底とベッドの低床で対策を立てることにはなりました。認知症や行動に目が離せない患者さんにはセンサーを使ったり、抑制を考慮したりすこともありますね。

  • 転倒転落インシデントの報告書作成

インシデントの詳細を病棟全体や病院全体に周知させ、情報を共有することで同じ症例が起きないように認識してもらうためですね。

患者さんに及ぼした影響のレベルを設定してインシデントのランクを決めます。

報告書は師長にその日のうちに提出して起こった内容の確認と今後の対策が適切かどうかも含めてチェックしてもらいます。(対策が甘かったりすると再度書き直さなければいけません)

まとめ

私が今回経験した座り込みインシデントは転倒転落インシデントに該当します。いつ起こるかは患者さんのADLとの兼ね合いもあるので何でもかんでも抑制して制限をかけすぎてしまうと患者さんの治療に対する意欲や自尊心を傷つけることにもつながるので難しいところかもですが、なるべく起こりそうな想定は考えておく必要はあるかもですね。

今回は転倒転落を起こしたときの看護師の対応について経験をもとに書いていきました。全てのインシデントに当てはめるのは難しいと思いますが、ある程度の流れはきっと共通する部分が多いと思いますので私も振り返りつつ参考にしていこうと思います。

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