認知症診断のための検査と実際の評価方法は?

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認知症診断のための検査と実際の評価方法は現場にあります。

今回も認知症についての診断や検査のなどを取り上げていきます。

認知症の診断と検査って何があるのか?

患者さんが認知症であるかどうかは問診を含めたいくつかの認知機能検査と画像検査によって診断していくような感じですね。

まずは問診を行って、物忘れなどの変化が現れた時期、普段の様子、生活歴、既往歴、家族から見た患者さんの様子などについて聞いていきます。

認知症の主な認知機能検査

  • 記憶力を見る・・・ミニ・メンタル・・ステイト・エグザミネーション(MMSE)、改訂長谷川式簡易知能評価スケール(HDS-R)。
  • 注意力を見る・・・トレイルメイキングテスト(2枚の紙上に書いてある文字、数字を線でつなぎ、その速度から同時に物事を進める能力を見るテストです。)
  • 言語力を見る・・・くだもの、動物などの単語を出来るだけたくさん言い、どのくらいの数の単語が言えるかを調べるテスト。
  • 視空間能力・・・A4用紙に、時計の文字盤、数字、長針、短針を書いて10時10分の状態を完成させるテスト。

病棟では医師の指示のもと行う検査なので、長谷川式簡易知能評価スケールは主にリハビリスタッフが評価しています。

そんなこともあってか看護師は、検査内容に関してザックリとしか把握してないのが現状ですかね。

認知症の画像検査

  • 頭部CT、MRI・・・アルツハイマー型認知症の人で、ある程度進行していると、脳の海馬が萎縮している様子が画像で分かります。
  • SPECT・・・脳の血流低下があるか、あればその部位の状態を見ます。
  • PET・・・ブドウ糖に似た弱い放射性物質を静脈に注射して、脳のブドウ糖利用状態を調べ、脳の活動状態を見ます。

看護師の視点から言うと、患者さんが認知症かどうかは会話や入院時の態度、行動などで大体判断ができるのもです。

ただし、場合によっては確かに微妙な時があるのでそんな時は検査などで目安にして対応していきますね。

あとは、入院時はしっかりしていても徐々に認知症症状が現れる患者さんも往々にいますので経過を見ていくのは重要だと感じますね。

認知症理解のために脳機能を押さえておきましょう

ここでは認知機能の理解のために脳の機能と場所について書いていきますので、参考にしてみて下さい。

  • 前頭葉・・・思考、判断、行動、言語(話す、書くなど)、物事に向き合う意欲などを司どっています。
  • 頭頂葉・・・触れたもの、温度などを感じる役割を担います。
  • 後頭葉・・・資格情報を受け持っています。
  • 側頭葉・・・聴覚、臭覚、おいしい、面白いなどの感情や、情報などを調整する役割があります。
  • 海馬・・・記憶に関する司令塔です。見たり聞いたりしたことを覚えていられるのは、この海馬の働きによるものです。進行しているアルツハイマー型認知症の患者さんは、この部位の萎縮が見られるんです。
  • 扁桃体・・・恐怖心、不安、好き嫌いなど、感情的な要素を司どっています。海馬の近くにあって、常に情報をやり取りしています。

認知症患者さんの最期はとても穏やか?

検査・診断にはちょっとズレますが、皆さんはどう思いますか?

認知症患者さんの多くは、とても穏やかな最期を迎えています。

がん患者さんや、その他の病気などの場合に良く聞かれる苦痛の訴えが極めて少ないのも特徴です。

もしも、癌を併発している場合でも、痛みを余り感じないため、モルヒネなどの麻薬が必要になることがほとんど無いようです。

確かに認知症の患者さんは、痛みや呼吸苦などの訴えが少ないように感じます。

でも認知症の程度によるものであると思います。

認知症で意識を取っているのか、モルヒネで意識を取るのかの違いなのですかね。

まとめ

認知症患者さんかどうかの診断には、認知機能検査や画像検査によって医学的には行われれますが、実際は問診である程度認知症かどうかは容易に判断できるものです。

しかし、認知症の患者さんは高齢者が多く、入院による環境の変化などに対応できないことも多いので、認知面がしっかりしていると思えても、入院生活の中で経過観察をしながら認知面のサポートや介入をしていく必要がありますね。

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