患者の異変に気付いた後のアセスメントはバイタルサインだ

バイタルサイン
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こんにちは、ナースマン.comネイです。

今回は患者さんの異変時にどう動いたらいいかってことについて書いていきます。

異変があったら、まずはバイタルサイン

病棟1年目の新人の私は、患者さんの異変や急変に対してまだ迷ったりオロオロしたりして頭の中が真っ白になってしまいます。

特に、あまり状態のよくない患者さんや、いつ急変してしまってもおかしくないターミナル期の患者さんに対して少しでも異変があるとテンパってしまい慌てふためいてしまうわけです。

何か異変があるたびに、慌てて何も出来ないことをそのまま放っておくといつまで経っても成長しません。

自分で考えて行動できる看護師になるためには正しい知識を持って異変に対して対応していく必要があります。

そもそも自分で考えて行動するってとても高い技術だと思うわけですが。

自分で考えるヒントをくれるのがバイタルサインってことを思い知らされました。

ってことで、異変時はバイタルサインが大事だよーってことを書いていきます。

バイタルサインで次の行動を自分で見つける

この前 重症患者さんが、頻呼吸になってるのを家族の方が知らせてくれたんです。

その患者さんは脳腫瘍で、今後積極的な治療ができない方でした。

つまり、徐々に病態が進行していくのを止むなくされた状態で当院にきた患者さんです。

来て早々は自分でトイレ移乗されたり食事も自力で食べることが出来ていましたが、だんだんADLも落ちてきて寝たきりになっていきました。

意識レベルも下がっていき日内変動はあるもののJCSスコアで3桁、脳腫瘍の為眼球も上転してきていました。

家族は毎日のように面会に来られ娘の体を拭いたり話しかけたりして出来るだけ一緒の時間を過ごされていました。

そんな日勤帯のお昼過ぎに、家族の方から「娘の呼吸がおかしいんでちょっといいですか?」という申し出がありました。

私は、その方の状態が急変して死期を迎えているのではないかと一瞬にして悪いイメージを持った状態でベッドサイドへ向かいました。

患者さんの呼吸が頻呼吸になっており、昼前までの呼吸状態に比べると明らかに違っていたんですよね。

私は、慌てるのを必死で家族に悟られないように、ベッドサイドモニターのSPO2と脈拍数、心電図の波形をみて家族に「いつもと違う呼吸をしてますね」と言い

「ちょっとっ待っててくださいね、すぐ戻ります」とだけ伝えその場を離れました。

家族の反応は「よろしくお願いします」と返答されましたが、まさか私の頭の中がパニックになっているなんて思わなかったと思います。

酸素化も変わりないし心電図もサイナス。

脈拍は多いですが頻呼吸以外は何も変化はない様子。

バイタルサインで考えてから報告

これはどうしたもんかと慌ててすぐプロセプターに相談しました。

一番の問題は急変という事態にしか考えていなかったこと、それは単なる自分の思い込みです。

報告相談しに行った私はちゃんと患者さんの状態をアセスメントしていないことに気付かされました。

バイタルサインをきちんと測ってないまま相談しに行ったのです。

それを基に自分の考えを相談しに行くならまだしもただ、慌てているからと言って大事なところがゴッソリ抜けてていました。

次の行動に移すためにはその根拠となる証拠が必要。

その為にバイタルサインから異変をピックアップして何が原因なのかの枝分かれが見えてくるんだということをプリセプターに指摘されたんですよね。

自分の起こした行動はただその場しのぎでしかなく、患者さんに向き合ってちゃんと診ていないだけ。

つまり、何が起こっているかが分からない恐怖から逃げ出そうとしてる行動でした。

バイタルサインで分かったこと

結局その後、バイタルサインを測定したら熱が38度に上がっていて脈伯が120台でした。

その他は正常。

つまり、頻呼吸の原因は熱が上がってきていることによる生体反応で、脈の上昇もそうです。

そうと分かれば対応は簡単で、アセリオの点滴。

発汗してきたのでクーリングで対応していきました。

頻呼吸もいつの間にか消失していましたね。

家族も心配したと思います。

原因は熱からではないかとの説明をしてナースステーションで常時モニター下でチェックしていることを伝えると安心されました。

まとめ

看護師として今まで逃げていたんでしょう。

怖かったら逃げるという思考が無意識に働いていたんだと思います。

今回の経験で私は患者さんに対する恐怖から逃げるのではなく恐怖を少しでも無くしていくしかないと感じました。

その為には勉強し恐怖の原因を少しづつでも無くしていくようにしようと思ったのでした。

人は誰でも不安や怖いものがあります。なんで怖いとか不安に駆られるのかというと、人は分からないことに対して不安や恐怖を覚えるんですよね。

例えば、怖いものの代表にオバケの存在がありますけど、オバケを怖いと思うのは正体が分からないからなんですよ。

人は知らないことや分からないことに対して異常なほど敏感に反応し時にはごまかそうとします。

それは予測が出来ないからですね。適当にやり過ごそうと思ったりするわけです。

なので今回の症例はバイタルサインから原因が予測できる症例だったし、何も恐れることはない異変だったと後で分かるわけです。

その第一歩がバイタルサインってことですな。

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