ビクトーザは皮下注射が必要なGLP-1受容体作動薬【糖尿病薬】

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fatビクトーザは皮下注射が必要なGLP-1受容体作動薬【糖尿病薬】

こんにちは、ナースマンドットコムネイです。

ビクトーザはGLP-1受容体作動薬なので、皮下注射で血糖コントロールするから副作用に注意が必要なクスリです。

今回はインクレチン関連で自己皮下注をして血糖コントロールしていく、ビクトーザ(GLP-1受容体作動薬)について書いていきます。

私は、病棟で働く看護師です。看護歴は16年ぐらいで病棟にも何人か糖尿病の患者さんがいらっしゃいますので日々糖尿病について勉強しています。

少しでも興味がある方は、参考にしてみて下さい。

ビクトーザってどんな働きがあるのか?

ビクトーザは毎食前に自己注射して血糖コントロールしていくものですね。

ビクトーザはGLP-1受容体作動薬といって、インクレチンの一つでした。しかし膵β細胞膜上にあるGLP-1受容体に結合して、血糖値に応じたインスリン分泌作用を発揮します。

つまり、「血糖濃度に応じてインスリン分泌をいい感じに促してくれる優れもの」ですね。

皮下注射をすることによって大きな3つの効果が得られます。

  • グルカゴン分泌抑制
  • 胃内容物排出抑制
  • 食欲抑制

以上のような効果があるので空腹時の高血糖、食後血糖値の両方を低下させることができるんですね。

GLP-1の働きは短時間作用型と長時間作用型の2種類がある

短時間作用型にはエキセナチド(バイエッタ)1日2回食前、リキシセナチド(リキスミア)1日1回食前があります。

長時間作用にはリラグルチド(ビクトーザ)1日1回朝または夕、持続性エキセナチド(ビデュリオン)週1回食前、デュラグルチド(トルリシティ)週1回があります。

この薬は3割負担で1ヶ月4000~6000円です。diarrhea

ビクトーザ(GLP-1受容体作動薬)に向いてる人は?

インスリン分泌を促す働きがあるので膵臓からのインスリン分泌がある患者さんに使うことができる注射薬です。なので1型糖尿病には使えないですね。

あと、糖尿病ケトアシドーシス、高血糖性の昏睡または前昏睡、重症感染症、手術などの緊急時はインスリン製剤による管理が必要なので適していないようです。

GLP-1の副作用と禁忌は?

副作用は腹部症状ですね、下痢・便秘・嘔気などの胃腸障害が投与開始時に認められます。ですので定量用から開始して副作用の状況を観察しながら維持量を調整して増やしていく流れになりますね。

頻度は少ないですが、急性膵炎・腸閉塞を起こす可能性があるので注意が必要です。

低血糖などのリスクは低いです。

ですが、他の糖尿病薬の併用やインスリン製剤との併用では低血糖症状が起こる可能性があります。

ちなみに、エキセナチド(バイエッタ)含有製剤は透析患者を含む重度の腎機能障害のある患者には禁忌となっています。

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GPL-1受容体作動薬の皮下注射を打ち忘れたら?

打ち忘れた場合については事前に医師に確認が必要ですね。短時間作用型は食前薬なので忘れたときは食事にするか次回にスキップするかします。

ビクトーザは通常注射している時間から数時間以内であれば注射します。それ以上時間が経っていれば注射せず、次の日に1日分を注射します。

ビジュリオンは気付いた時に注射します。ただし、次の注射が2日以内に迫っている場合は注射しません。

トルリシティは気付いた時に注射します。ただし、次の注射日まで3日以内の場合は注射しません。

シックデイの時はどうするの?

GLP-1受容体作動薬は消化管の運動を抑制することから、嘔気・嘔吐・下痢の症状があったり、他の糖尿病薬を併用している場合は医師に相談する必要がありますね。症状によっては、インスリン製剤による血糖コントロールが必要になります。

まとめ

ビクトーザ(GLP-1受容体作動薬)は自己皮下注射の手技が必要になる薬になりますので、自己注射に対する教育や説明が必要になってきますね。看護師で管理する場合も事前に患者さんにはこれから行っていく治療の十分な理解をしなければいけません。

後は副作用の出現には十分に観察して行っていくことが大切になってきますので、初期症状の観察によって場合によっては量の調整や別の治療方法も考慮していくことになるんでしょうね。

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