糖尿が目におよぼす症状はすべて視力に関わってくる!【失明もあり】

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糖尿が目に及ぼす症状はすべて視力に関わってくる!【失明もあり】

更新日:2020-02-14

糖尿になるといちばん最初に症状をきたすのが目です。

そのほとんどは視力に影響がでてきますね。

目のかすみやドライアイから徐々に進行していくことがあるので、気付かないうちにどんどん症状が悪化してしまうこともあります。

失明の危険すらあるので目に及ぼす症状は怖いです。

目おこる症状には、何があるのか分かりやすくカンタンに解説していきますので、よかったら参考にして頂けるとうれしいです。

この記事を読んだら分かる内容は、以下のとおりです。

  1. 糖尿は視力が悪くなるを解説
  2. 糖尿からおこりやすい合併症を統計で解説
  3. 目の異変をかんじたら早めの受診を勧める理由

では、さっそく見てみましょう。

ブルーライトが視力低下の原因になるのかについて書いた記事がありますので、興味のある方はこちらからどうぞ⬇️

糖尿が目に及ぼす症状をわかりやすく解説

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何回も言いますが結論から言うと、視力が悪くなってきます。

初期の症状としては、目の違和感からはじまって、目のカスミやドライアイなんかもよく聞かれますね。

ただし、糖尿になってしまいうと症状に気付かないことも多くて、ほっとかれるケースもあります。

僕の印象にはなりますが、糖尿病の方は自覚がない人が多いです。

なので、病識を持つことも大事にはなってくるのですが、なかなか難しいかもです。

普段から意識していないと気付かないですもんね。

具体的な確認の方法としては、以下があります。

1.片方の目を手で覆ってもらい、左右の目の見えずらさを比べる

2.目に浮遊物が見えないかを見る

どうして片目づつで確認するかというと、良い方の目が悪い方の目の欠点を補おうとするからですね。

目の状態を正確に見るには、分けて確認することです。

あとは、症状を聞いてあげるを徹底するしかないのかなあとも思います。

どうして糖尿が目に悪い影響を与えるかについて書いた関連記事があるので、よかったら読んでみてください⬇️

糖尿からおこりやすい合併症をエビデンスで紹介

糖尿がおこす目の合併症では、糖尿病網膜症が有名です。

でも、いちばん多いかと思いきや意外とそうでもないようです。

糖尿病網膜症について、書いた関連記事はこちら⬇️知りたい方は合わせて読んでみて下さい。

糖尿による目の合併症で、頻度がどれくらいか調べてみると以下のとおりです。

糖尿病性白内障が66.7%

糖尿病網膜症は37%

白内障って、年齢に関係するものという認識がありますが、糖尿からおこる頻度としてはいちばん多いようです。

白内障は、手術で治療ができますので、視力に関してはそこまで深刻にならなくてもよさそうです。

でも、3大合併症といわれる糖尿病網膜症は、おこってしまうとじょじょに視力を悪くするので、失明には気を付けたい合併症ですね。

糖尿病患者が、どれくらいいるかを厚生労働省でしらべると、国内の糖尿病が強く疑われる方は1000万人を超えていると推定されています。

糖尿病予備軍の方ですね。

糖尿病の患者さんのうち、約1/3の300万人が糖尿病網膜症に罹患していると推計されています。

つまり、糖尿病の1/3の人は、失明の可能性があるリスクがあるということです。

もっというと、約100万人に視力低下や失明が起こってくる計算になります。

つまり、糖尿病の人の約10人に1人は視力が悪くなっているということが言えます。

僕が病棟で働いてて感じるイメージはもっといるんじゃないかなと言う印象を受けますけどね。

糖尿が目に及ぼす合併症を以下に載せていますので、参考までにどうぞ。

・糖尿病角膜症17%

・屈折調節異常6.2%

・緑内障1.7%

・虹彩・毛様体炎0.8%

・外眼筋麻痺0.2%

・虚血性視神経症0.1%

となっています。

それぞれの病気についての解説を下記に示しておきます。

目に関する合併症の一覧

糖尿病角膜症 ドライアイと同様の所見が見られます。

糖尿病では角膜上皮びらん、角膜上皮剥離などの角膜上皮障害を生じることがあります。

糖尿病性白内障 比較的若年者で血糖コントロール不良の状態が継続して生じます。

両眼性に細かい混濁が前・後嚢下皮質に出現します。

多くは加齢による白内障を修飾した形で現れます。

屈折調節異常 調節異常はいわゆる老眼が進行した状態をいいます。

急激に発症することもありますが、可逆的なものであるとされています。

臨床上多く認められている屈折異常は、糖尿病の治療開始時、あるいは、血糖コントロールを急速に行うときに起こる一過性の遠視化です。

虹彩、毛様体炎 特に若年で血糖コントロール不良の患者さんなどに起こります。

軽症の場合は自覚症状がないため眼科的な診察時に癒着が見つかる程度です。

緑内障 原発性と続発性があり原発性が糖尿病患者に併発しやすいと言われています。

続発性の中にも糖尿病網膜症の進行によって発症する血管新生緑内障があります。

この血管性新生緑内障は、難治性緑内障の代表的疾患であり、糖尿病による最終的な失明に至ることの多い疾患です。

眼球運動障害 外眼筋の支配神経である動眼神経、滑車神経、外転神経の糖尿病性単一神経麻痺として現れます。

栄養血管が一過性に狭窄または閉塞し、循環障害をきたすため、その支配領域にある外眼筋が麻痺します。

眼球運動障害を生じて、複視をはじめとした症状を訴えますが、通常は3ヶ月ほどで自然治癒することがほとんどです。

視神経障害 虚血性視神経の原因は、視神経を栄養する後毛様動脈に生ずる循環障害だと考えられています。

病変の部位にもよりますが、前部虚血性視神経症は突発性の視力低下で発症し、視神経乳頭は蒼白浮腫を示し、下半盲などの視野異常を呈します。

視力の予後は不良です。

糖尿病から発症する合併症として頻度はすくないですが、角膜から視神経にいたる重篤な視覚障害をひこおこすものもありますので、参考までにどうぞ。

目の症状には、早めの受診がいい理由

目に症状が出たときには、どうしたらいいかについてです。

こたえは、眼科への早めの受診です。

これに尽きますね。

専門的に見てもらうのがいちばん安心ですし、本人も医療者も安心します。

ぼくの病棟では、糖尿の方がいたりするといちばん心配なのが入院中の転倒とか2次的な事故です。

夜間は、とくにベッド周辺の障害物に気付きにくく、つまづいてケガしてしまうこともあるからですね。

目の症状から視力が悪くなったり、失明となってしまうと、入院生活に色んな支障をきたしてしまいます。

なので、糖尿の方はとくに目の症状に注意して観察していくといいかもです。

まとめ

糖尿が目におこす症状について書いていきました。

まとめると以下のとおりです。

1.糖尿は視力が悪くなる。確認方法は以下です。

  • ①片方の目を手で覆ってもらい、左右の目の見えずらさを比べる
  • ②目に浮遊物がないかを見る

2.糖尿病の人の約10人に1人は視力が悪くなっているということが言えます。

  • 糖尿病性白内障が66.7%
  • 糖尿病網膜症は37%

3.目に症状が出たときには、眼科への早めの受診。専門的に見てもらうのが本人も医療者も安心します。

最後まで、読んで頂きましてありがとうございました。

すこしでも参考にして頂けるとうれしいです。

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