糖尿病3大合併症の神経障害で知っておきたい3つ

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3大合併症で一番多い神経障害の観察項目はこれ!

こんばんは、電話口で必ず何回か名前を聞き返されるアラフォー男のネイです。

今回は糖尿病が神経に及ぼす影響について書いていきます。

先日、糖尿病の患者さんが、眼の状態に違和感があるという訴えの元、近くの眼科受診をしたんですけどね。症状は、目が見えにくくなったとのことです。

糖尿病の三大合併症の中でも早い段階で発症するのが糖尿病神経障害なんですね。境界型糖尿病から進行するとも言われていまして、つまり糖尿病予備軍のころから神経に悪い影響をちょっとずつきたすわけです。

臨床的にも早期から神経障害はよく見る症状なのでしっかり学んでいこうと思います。

糖尿病神経障害を大きく分けると2つ

神経障害を2つに分類しておりまして、多発神経障害と単神経障害です。臨床的によく見るのは多発神経障害ですね。

1.多発神経障害とは?

多発神経障害には以下のような症状があります。

  • 運動神経障害・・・足の変形(足趾変形、凹足変形、シャルコー足など)、筋肉の萎縮など
  • 感覚神経障害・・・触覚・痛覚・温度覚・固有知覚の障害
  • 自律神経障害・・発汗異常(上半身は発汗過多、下半身は発汗低下)、足の皮膚の乾燥や亀裂など。無自覚性低血糖。起立性低血圧。無症候性(無痛性)心筋虚血や重症不整脈。突然死。消化管運動神経機能低下による嘔気・嘔吐、便秘や下痢、不安定な血糖値変動、膀胱機能低下、勃起障害。

シャルコー足とは?

シャルコー関節症や神経障害性関節症とも呼ばれ、糖尿病が原因で骨が破壊される病気です。

糖尿病神経症は初期症状が自覚しにくいので、本人が気付かないまま進行する傾向が高いんですよね。神経障害で骨折や骨破壊に気付かず足が変形してしまい、足の一部が突出してしまいます。

その後、突出した部分に靴があたって、それが刺激となり胼胝や潰瘍が形成されてしまいます。そこからばい菌が入ると化膿して感染症を引き起こすので、そこで気づかれるんですが気付いた時には重症化した状態だったとなるわけです。

2.単神経障害

突然に単一神経麻痺がおこります。外眼筋麻痺(動眼神経・滑車神経・外転神経の障害)および顔面神経麻痺が多いです。その他には手根管症候群や糖尿病筋委縮症(腰仙部根神経叢神経障害)などがあります。

もちろん、初期症状としては足のしびれ感や振動覚や温・痛覚の低下、足の発汗低下や皮膚乾燥などが見られますね。

なぜ糖尿病神経障害が起こるのか?

未だにそのメカニズムは分かっていないことが多いですが、慢性的な高血糖状態に基づく代謝異常(終末糖化産物〈advanced glycation endproducts:AGEsエージ―イーズ〉の蓄積、ポリオール代謝亢進、酸化ストレス、神経栄養因子の作用不足)や血流の障害が指摘されています。

患者さんの何から観察して早期に発見するか?

入院患者の何を観察してアセスメントしていくかについては、まず観察できるときでいいので患者さんの歩行状態(歩行速度やバランス)靴の状態などを確認します。意外と履いている靴に注目する看護師はいないと思うんですよね。

靴の内部の状態やソールの摩耗状態をチェックします。

あと、靴の履き方、足と靴との適合性、高足底圧の部分、歩行状況などが分かります。足の爪の状態(特に足趾間や踵後部)や切り方の清潔度などで、患者さんの足への関心度やセルフフットケア状況などがあ推測できます。

特に糖尿病患者は足の症状を訴えないことが多いので、定期的に足の観察や神経障害の有無の確認が必要ですかね。

まとめ

糖尿病の神経障害は、合併症の中でも一番早く症状が現れるので日々の観察や歩行状態や足のチェックを行うながら早期発見していくのが重要だと思いますね。高血糖状態が改善していくことで症状が一時的に悪化してくることもありますが、徐々に血糖値の安定してくると症状も落ち着いてくるので、まずは良好な血糖コントロールの継続が大切ではないでしょうか。

その為には、普段から高血圧・脂質異常症・喫煙・飲酒などの習慣を見直したり、管理していくことが大切ですね。

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