不安に対する解消は人それぞれだけど、認知症は不安に注目すること。

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不安不安に対する解消は認知症の場合、気にしていることに注目すること

不安になった時に何をして不安を解消していくかは人それぞれだと思いますが、認知症の方が起こす不安はよく初期症状で見られたりします。

不安かどうかも分からずに対応してしまったり、また不安症状に気付かずにそのまま時間だけが過ぎてしまうことって多くの認知症で起きていると思います。

認知症の心理症状の一つでもある不安に対して分かりやすく解説し、その対応の仕方や接し方についての方法などを読んでもらえれば理解できるように書いていきたいと思いますので、興味のある方や知りたい方は参考にしてみて下さい。

この記事を書いている私は看護師歴17年目の病棟看護師です。

不安症状は認知症の初期症状でよくみられる

心理症状の「不安」は認知症の初期症状でよく見られます。

例えば「自分は重病だと思い込んでいる」や「健康や自分の財産のことを気にしている」とか何かに対して必要以上に気にしていたり、思い込んでしまうような思考が認知症の初期症状で見られます。

実際よく病棟の患者さんでも経験するんですが、ずーと同じことを繰り返し言っていたり、今日あった出来事を気にして何度もナースコール押しまくってくる患者さんなんかは多いです。

その他にも、今後の予定を何度も聞いてきたりしてきます。

また、テレビでもよく見かけますが、”老人が何度も同じことを繰り返し尋ねたりしつこく聞いてくる場面”ってテレビドラマでもありますもんね。

やっぱり、不安症状は認知症でよく初期段階から起こる症状の一つなんです。

そして、不安を言っている本人はその不安がはっきり理解できないがために恐れにも近い感覚として悩まされているんです。

つまりは、思い込みや繰り返し聞いてくる”気にしている状況”は「不安」から起こっているわけですね。

認知症といえば、昔は自分の症状が理解できないから”楽天的になる”とか言われてたりしましたけど、実際はそんなことはないです。

不安が引き起こす行動心理症状とその対応

不安症状は認知症の行動心理症状を引き起こすきっかけにもなるので、注意観察が必要です。

例えば、「徘徊」「妄想」「焦燥」などを引き起こしますのでそれなりの対応が必要になってきます。

妄想に関して分かりやすく知りたい方は妄想でいちばん多い「ものとられ妄想」は否定してはいけない、気持ちを受け止め「共感」することと「整理された環境」を作ること。をご参照下さい。

認知症の不安に対して行う対応はゆったりした気持ちが大事

不安に対する対応の仕方には認知症の方の気持ちに寄り添いゆったりした気持ちで接していくことが大事になります。

何回も聞いたり対応するたびに援助者側がストレスを感じてしまうかもしれませんが、認知症の本質を理解すれば納得した状態で対応できてくるので不安症状に対してまずは理解することです。

不安にも何に不安を持っているのかに注目して対応します。

例えば「繰り返し聞いてくる」のであればそのことに対して誠実に答えを伝えることです。

この場合の結論は、「気にしていること」「気にかけていること」に注目することだからです。

他には、不安から異食行動を起こしたり、何回もトイレに行くと訴えたりするのも不安からくる症状のことがあるので環境の変化がないかを振り返ってみたり、今の状況に対して本人の過ごしやすい環境になるように整えたりするという対応も考える必要があります。

突然「今から家に帰る」とか「帰らなきゃいけない」といった帰宅願望の訴えなんかも今の環境や生活に対して何らかの不安を感じているかもしれないので、ゆっくり丁寧に対応していくことが大切になってきます。

とは言っても、認知症の人とそうでない人の時間感覚は全く違うので援助者側が認知症の方を急かせる状況っていうのは必ず起こってきます。

ゆったりとした気持ちで接することができれば対応としては効果的です。

不安に対する解消は人それぞれだけど、認知症は不安に注目すること。” に対して1件のコメントがあります。

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