認知症のBPSDと中核症状について違い分かる簡単な見分け方

老人

BPSDの症状が出る前に予防できれば、認知症はカンタンっていうけど実際は難しいですね。

高齢者を受け入れている病院では、認知症の患者んさんが割と多くいらっしゃいます。

これからの時代も超高齢化社会に向けて2025年問題や、少子高齢化の本格的な人口減少が問題として本格化してくるのはこれからですね。

そんな中、総体的に増えてくるであろう認知症の患者さんの対応や接し方、コミュニケーション方法など色んなスキルを身につけておいたほうがいいかもです。

でも、以下のような疑問が出てきますね。

・そもそも、どの症状がBPSDなんだろう

 

・BPSDと中核症状のちがいってよく分からない

中核症状とBPSDのちがいをカンタンに解説していきます。

この記事を読んで分かることは次のとおりです。

  1. 中核症状とBPSDの特徴が分かる
  2. 中核症状とBPSDのちがいがカンタンに理解できる
  3. 記憶障害と見当識障害の看護ケアのポイントが分かる

では、さっそく見ていきましょう。

認知症のBPSDと中核症状を簡単に見分ける方法

認知症のBPSDと中核症状って見分けるのむずかしいんですけど、カンタンに見分ける方法があります。

それは、感情が伴っているかどうかなんですが、分かりやすく解説していきます。

認知症に限らず高齢者の数が多いもんだから、環境の変化から不穏とかBPSDを引き起こす患者さんて、マジおおいです。

認知症の症状は、認知機能障害と呼ばれる中核症状と行動と心理症状から成るBPSDの2タイプに分けられています。

それぞれ特徴を下記に書き出してみます。

認知機能障害(中核症状)

  • 記憶障害
  • 見当識障害
  • 失語
  • 失行
  • 失認
  • 実行機能障害

行動・心理症状(BPSD)

  • 暴言・暴力
  • ケア拒否
  • 徘徊
  • 不潔行為
  • 不安・焦燥
  • 幻覚・妄想 など

中核症状は認知症になると誰もが起こしてしまう脳機能の傷害症状です。

それに対してBPSDは認知症だからと言って誰でも起こしてしまう症状ではないことを、まず押さえて理解しましょう。

BPSDは非常に個人差があるので、ぼくたちが介入した際もふくめて環境の変化に影響を受けたときに引き起こしやすい症状なんですよね。

これがまずひとつ。

そしてもう一つが

認知機能障害(中核症状)にさまざまな要因・誘因が重なるとBPSDを引き起こすことが分かっています。

ここでいう、さまざまな要因・誘因とは感情のことを言っているんですね。

まとめると以下のことが言えます。

・環境の変化やかかわりの中からBPSDをおこすということ

 

・BPSDは感情の脱線を予防するような対応をすること

中核症状は脳機能の低下や障害から起こる症状であるのに対して、BPSDはどちらかと言うと感情がともなっている症状、というと分かりやすいですかね。

感情が入っているかいないかでBPSDなのかが判断できるんですね。

BPSDは感情ありき

記憶障害と見当識障害の看護ケアのポイント

わりと取り扱いやすい記憶障害と見当識障害についてケアのポイントを示していこうと思います。

なぜかというと、認知症かどうかの判断は入院してきている段階であるていど分かっているので、症状が進行しないように予防が大事になってきます。

つまり、入院による環境の変化やストレスから認知症状がひどくなる可能性があるのは入院して1~2日後がおおいんですよね。

不穏という形で症状がでやすいです。

なので、その間にできる看護ケアとか関わり方について、知っといた方がいいと思うからですね。

ケアのポイント①

リアリティーオリエンテーション(現実見当識訓練)というのがありまして、見当識障害のある患者さんに対して、「現在の時刻」や「現在の場所」などを伝えること。

繰り返し質問して理解を確認するのではなく、伝えることが重要。

なぜ必要かというと、見当識の傷害によって混乱し、その混乱が行動・心理症状の一因になっていることが少なくないので、見当識の支援を行うことによって情動や精神状態が安定し、BPSDの改善が期待できるわけですね。

ケアのポイント②

常に「」を伝えることを意識する。

まずは時間の見当識への支援ですね。会話に時間や季節の話題をもりこみます。また、1日のスケジュールが視覚的に分かるようにします。カレンダーや時計を目に付くところにおいて活用するといいとはよくいいますよね。

場所に関しては、ここがどこなのかを伝え、病室やトイレに目印を置いて分かりやすくします。なるべく部屋やベッドの位置を変えないようにします。そして、忘れがちなのが日々の担当時の挨拶と自己紹介をして人物の見当識への援助を行っていくってことですね。

記憶障害

記憶障害の特徴としてまず、エピソード記憶は新しい記憶から失われていきます。手続き記憶は重度の認知症でも比較的保持される。近時記憶は認知症初期からみられます。遠隔記憶は筆画的保たれる。アセスメントは、日常会話から意図的に聞いていくことですね。

  • 言葉の復唱ができるか(即時記憶)
  • すこし前に話した会話の内容や最近、受けた検査を覚えているか(近時記憶)
  • 過去の出来事(仕事の内容や昔の経験)について話ができるか(遠隔記憶)
  • 入院中に活かすことができる趣味や活動内容があるか(手続き記憶)

見当識障害

見当識障害のアセスメントとしては、今日が何日なのか?曜日や日付、今何時ごろか?季節などが分かるかも重要です。場所も聞いてからここがどこなのか?何階か?自分の部屋やトイレの場所が分かるか?も聞くといいみたいだけど、そこまで掘り下げる必要はないと思いますね。

なぜかというと経験的に直感で分かってくるからですね。

人物に対しても面会者が誰なのかが分かっているかなんてわざわざ確認しないです。

まとめ

認知症のBPSDと中核症状について違い分かる簡単な見分け方について書いていきました。

まとめると以下になります。

  1. 中核症状は脳機能の低下や障害から起こる症状であるのに対して、BPSDは感情がともなっている症状で、感情が入っているかいないかでBPSDなのかが判断できる。
  2. 記憶障害と見当識障害についてケアのポイント繰り返し質問して理解を確認するのではなく、伝えることが重要。常に「今」を伝えることを意識する。

認知症ケアはどんなの視点を持てばいいのか?については、患者の持っている認知症機能障害(中核症状)から、出来ないことやケア提供者が分からないことに目が向きがちな傾向があるので、患者さんの持てる力(残存能力)にしっかり着目して、持てる力を最大限に活かせるようにADL/QOLの維持・向上に努めていく必要があります。

まあ、難しいことはすっ飛ばして感情に注目してみるといいですよ。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

参考にしてもらえるとうれしいです。

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