誰でも出来る!挿入困難の時の膀胱留置カテーテル法は?

ゴム手袋
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誰でも出来る!挿入困難の時の膀胱留置カテーテルはこれだ!

今回は、膀胱留置カテーテル挿入の挿入困難時の看護技術について書いていきます。

先日、尿閉の高齢患者さんに膀胱留置カテーテルの挿入を行う機会がありました。

高齢の男性では、前立腺肥大や何らかの原因があって尿道が狭くなっている場合があります。

自分でおしっこを出したいけど出せない場合ですね。

で、いつも通りカテーテル挿入しようとしたんですが中々膀胱に入らなくて四苦八苦しました。

寝たきりの男性でしかも高齢とあれば、中にはカテーテルがうまく入っていかず挿入困難ってことは、まあ結構あるわけです。

バルーンカテーテル挿入の必要物品と手順

ってことでまずは一般的に行われているバルーンカテーテル挿入についてですが

必要物品

  • 閉鎖式カテーテルキット(フォーリーカテーテル・蓄尿バック)サイズ16Frか14Fr
  • ごみ袋
  • 台車(ベッド上にキットを広げる時は不要)
  • 固定用テープ

手順

  • 患者の元へ行き説明します。
  • ベッドサイドの右に立ちます
  • 手技がしやすいように環境を整え、ベッドの高さを上げて調整します。
  • カテーテルキットに必要な物品は入っているのでキットを広げます。
  • キット内に入ってるゴム手袋を付けて清潔操作にてキット内のセッティングしていきます。
  • 先端のバルーンが破損していないか付属の注射器で確認する
  • カテーテルの先端に潤滑剤のゼリーをたっぷり付けておく
  • 左手で陰茎を持ち、外尿道口を消毒する
  • 陰茎をまっすぐ持ち上げカテーテル先端を外尿道口に垂直に挿入する
  • ゆっくり挿入していき抵抗があるまで入れていきます
  • 抵抗を感じたらさらに推し進めていき膀胱内にカテーテルが到達するようにする
  • 抵抗時に入りにくい時は尿器を少し下げたり、左右に傾けたりして入るかを試みます
  • 抵抗がある時は無理やり推し進めると出血したりするので無理はせず加減します
  • 抵抗がなくなり尿がカテーテル内に返ってきたら膀胱内に到達したことになります
  • そのまま1~2cm推し進めて動かないようにバルーンを膨らまします。
  • きちんと固定されたかを確認するためにカテーテルを引いてみます。
  • 陰茎を頭側に倒してテープ固定は腹部にします。

ちょっと長くなりましたが一般的に行われる膀胱カテーテル挿入から固定までの流れです。

挿入困難時の方法と手順

カテーテル挿入時の抵抗が強くてなかなか入らない時には下に下げたり、左右に傾けたりして対応していきますがそれでも今回は入りませんでした。

いくらやっても入らない時は無理に入れずにやむなく一旦抜きます。

準備するものは、

  • キシロカインゼリー
  • 10㏄シリンジ注射器(もちろん針なし)
  • 清潔ゴム手袋(再度必要時のみ)
  • 潤滑用ゼリー(もう一回挿入するときに使うから)

手順と方法は以下の通りです。

再度挿入する前に、注射器でキシロカインゼリーを2~3㏄吸います。

そのまま外尿道口に注射器を突っ込んでキシロカインゼリーを注入します。

注入したら外尿道口から注射器を外しそのままカテーテルを挿入していきます。

そうすると先に注入したキシロカインゼリーが尿道に陽圧がかかり狭くなっている尿道が押し広げられるためカテーテルが入りやすくなります。

膀胱内に入ってしまえばあとはいつも通りテープで固定してベッドサイドにバックを付ければいいです。

その患者さんはかなり尿が膀胱内に溜まっていたので700ml程流入がありました。

まとめ

今回膀胱留置カテーテルの挿入困難時のもう一つの挿入方法について書かせて頂きました。

なんでも代替え方法があると手技にも余裕が出来て焦りやプレッシャーから少し解放されます。難しくても出来てくることってたくさんありますよね。

そうすると出来たときの自信って経験から得られるので自分の強みに繋がりますよね。

私はその時うまく出来なかったので落ち込みましたが、こういう方法があるなら焦らず気持ちも切り替えられるので、もし同じような場面に遭遇した時は是非相談してトライしてみて下さい。

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