糖尿病薬のまとめと血糖コントロールで目標にすべき値は?

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care晴れているだけで気持ちが穏やかになるのは平和だということを認識しているからなのでしょうね。忙しさに気を取られると気付かないものですが、晴れの日に自然を眺めるだけでもストレス解消になるんじゃないかな。

こんにちは、ナースマンのネイです。

今回は糖尿病シリーズの薬の効果についてのまとめを書いていきます。

糖尿病薬の知っておきたい作用と種類をまとめてみた

2型糖尿病においては、大きく分けて4種類の作用に分類されています。その中から治療に適した作用の薬を選択していきますが、それぞれ作用が似てたりしてごっちゃになりやすいんで要約してまとめたので参考にしてみて下さい。

1.インスリン分泌促進薬
  • スルホニル尿素薬(SU)・・・膵臓に働きかけて分泌を促す
  • 速効型インスリン分泌促進薬(グリニド系)・・・早く膵臓に働きかけて分泌を促す

インスリン分泌促進薬については以下の記事も参考にしてみて下さい。

スルホニル尿素薬はインスリンの分泌を促進してくれる

「超速効型インスリン分泌促進薬(グリニド薬)は飲むタイミング

2.インクレチン関連薬
  • GLP-1受容体作動薬・・・インクレチンホルモンを皮下注射で補う
  • DPP-4阻害薬・・・インクレチンホルモンの分解を抑える

インクレチンホルモンに関する記事でも以下をご参照ください。

「糖尿病薬で皮下注射が必要なGLP-1受容体作動薬

「DPP-4阻害薬が日本人向けで管理がし易いその理由は?

3.糖吸収・排泄調節薬
  • α-グルコシダーゼ阻害薬(α-GI)・・・ゆっくり単糖類に分解する
  • SGLT2阻害薬・・・腎臓が尿糖の再吸収をストップする

糖吸収・排泄調節薬の詳しい記事は以下からどうぞ!

「α-グルコシダーゼ阻害薬の軽度糖尿病に使われる薬は?

4.インスリン抵抗性改善薬
  • チアゾリジン薬・・・インスリンの濃度を濃くして効きをよくする
  • ビグアナイド薬(BG)・・・肝臓の糖新生を抑える

インスリン抵抗性を改善する記事は以下をご参照してみて下さいね。

「ビグアナイド薬と言えばメトホルミン。消化器症状を見逃さない

「糖尿病薬のチアゾリジン薬を途中で断念する理由は?

血糖コントロールの目標値はどのくらい?

Control血糖コントロールは常に意識して治療します。糖尿病合併症予防として日本糖尿病学会が、過去1~2ヶ月の平均血糖値を反映しているとされるHbA1c値の血糖管理目標は「7%未満」として推奨しています。

目標 血糖正常を目指す際の目標 合併症予防の目標 治療困難時の目標
HbA1c(%) 6.0% 7.0% 8.0%

糖尿病治療ガイド2016-2017より

低血糖の観察とポイントは?

目標値が分かったらそこに向かって治療するんですが、一番注意したいのが低血糖です。グログでも「血糖値スパイクで知っておきたい3つのこと」「血糖の変動が認知症になるリスクを高める理由」を書きましたが、糖尿病治療中に起こる血糖値の変動が一番血管に良くないこと、特に低血糖は認知症のリスクファクターでもあるので出来るだけ起こさせないようにしたいですね。

低血糖症状を起こさせる原因は薬の飲み合わせで起こったりもします。

  • 抗不整脈薬とSU薬またはインスリン
  • ニューキノロン系抗菌薬とSU薬またはインスリン
  • アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬とSU薬またはインスリン

なんかの飲み合わせには注意が必要ですね。

また、低血糖を感じにくい患者さんも押さえておく必要がありますね。

  • 神経障害が進んでいる(交感神経症状が出にくい)
  • 低血糖を頻回に繰り返している(無自覚性低血糖)
  • 高齢者(交感神経症状が出にくい)

高齢者は肝機能や腎機能が弱っていると症状に時間差が出たりするので自覚が遅くなったりします。また、低血糖の訴えが認知症に似てたりするので勘違いしないように事前に低血糖症状の経験がないかと、その時の症状がどうだったかを聞いておけると判断しやすいのではと思います。

まとめ

糖尿病に限ってではないですけど必ず目標とする目安がないと治療をするうえで達成感や、成功体験っていうのは得られないので、看護師はいかに患者さんをいい方向へ導いていく技術ってのが難しくもあり、やりがいにも繋がってくるのではと思います。

患者さんに治療してよかったと思えるような関りがとても大切ですので数値ばかりに気を取られ過ぎないように頭でっかちにはならないようにしたいですね。

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